外を歩いていると、溶けそうになるここ数日の猛暑の中、暦は9月を迎えた。
白露も終わり、本日は早や11日。
日々の雑用、家の行事・・・でブログも暫くご無沙汰になった。
お茶席も、8月はお休みで、9月より再開。
この間の日曜日、8日、久しぶりに金毛院のお席に寄せて貰った。
本来ならば、少しは秋の気配を感じるところ、何が何が・・・・暑い~~。
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それでも、お庭には、紫式部、藪蘭、水引草が”私達は秋のお花よ”とばかりに咲いていた。暑くても、秋は来ている。
金毛院の帰り、近くのカフエにお邪魔する。
お目当ては、スコ-ン。
こちらのスコ-ンは大きくて、やわらかくて、美味しい。
紅茶は私好みではないけれど、スコ-ンに免じて目をつぶる。
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スコ-ンと言えばafternoon tea.
最初にこの午後のお茶を始めたのは、Anna Maria (アンナ マリア)という女性。
彼女は、イギリス貴族、第7代Bedford(ベドフォ-ド)公爵夫人。
アンナ、マリア公爵夫人以前は、紅茶は昼食、又は夕食時に飲まれていた。
その頃の夕食は7:30か8:00が一般的。
しかし、お昼から夕食迄の間に空腹を感じ、公爵夫人がメイドに頼み、紅茶と食べ物を自分の部屋に運ばせたのがafternoon teaの始まりという。
丁度この頃、イギリスのロバ-ト、ブル-ス少佐がインドでアッサム種を発見する。
そして、アッサム会社が設立され、多くの紅茶がイギリスに送られた。
イギリスの紅茶黄金期の始まりで、貴族も庶民もより紅茶を楽しむ様になった。
afternoon tea 以外にも、high tea があるのをご存知だろうか?
high teaとは、一日の仕事を終え、夕方5:30または6:00に飲む紅茶の事。
濃いめに入れた紅茶とハム、チ-ズ、自家製パン、パイ、フライドベーコン、ポテト、スコ-ン等を一緒に食べる。
別名、meat tea又は great tea とも呼ぶ。
主に労働階級(一般庶民)中心に飲まれていた。
この頃の絵を見ると、ソーサ-で紅茶を飲んでいる。なんともおかしい。
やはり、庶民にとっては、紅茶はまだまだ貴重な飲み物だったのだろうか?
それとも、この時代の紅茶を飲むマナ-?
ところでこのスコ-ン、イギリス時代でも食べた事はあるけれど、なぜか日本の方がが口に合う。
以前に焼いた事はあるけど、又挑戦してみようかな??
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