S.E裏千家茶道教室 お茶のひと時

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心にうつりゆく茶道教室の話題を書きつくれば。。。。

高台寺蒔絵&螺鈿(らでん)

2007-01-23 23:45:42 | 紅茶、茶道&マナ-のお話
本日、京都国立博物館へ高台寺蒔絵を見にいきました。

遠い昔、高台寺へねね&秀吉の像が安置してある館へ行き、蒔絵を見た記憶が
あるけれど・・・・最近はみせてくれるのかなぁ???

兎にも角にも、高台寺蒔絵には興味があったもので、とってもわくわくしていました。
展示場には蒔絵だけでなく、蒔絵&螺鈿、又は螺鈿だけの作品もあり一層興味を
持ちました。

刀置き、文箱、たんす、徳利、長持ち、提灯、湯桶、等々・・・ 作品の殆は16世紀、桃山時代に作られたものが多く、当時の上流階級の華麗で優美な生活が想像されました。

「高台寺蒔絵」と並び、「南蛮人蒔絵」がありました。

「南蛮人蒔絵」とは・・・・ポルトガル人又はオランダ、イギリス人の為に輸出用に作られたもので、作品には「青海波文蒔絵螺鈿洋櫃(ようひつ)」、聖書置等々・・・・優美な高台寺蒔絵とは異にして、大胆な絵柄で螺鈿の細工もあり
これまた、日本人の腕のすばらしさを感じました。

作品の一つ、「花鳥蒔絵螺鈿角徳利及び櫃(ひつ)」はイギリスから、逆輸入されたものだそうです。
蒔絵&螺鈿の大きな徳利にねじで閉める蓋がついているのです。
ねじの技法はポルトガル人の鉄砲から学んだそうです。(賢いです。私達の先祖は)

漆は元来、日本、朝鮮、中国、東南アジアに生育する植物で、この蒔絵とは漆の接着力で器の表面に金属粉を貼って文様を作る芸術で、よくもまぁ~~こんなすばらしい技法を発明したものですね。
関心しきりです。

かの、西洋人はこのすばらしい芸術に惚れ込んで、どんどん注文をしたのでしょう。
ちなみに漆は・・・英語で "Japan" と言います。ご存知でしたか??

隣の部屋には、時代背景を語る器の展示もあり、興味深々、両方を満喫しました。

疲れた頭(笑い)&身体を休めたく、対面にあるホテルでおいしいアッサムteaと
アイスクリ-ム&キャラメルアップルタルトの優雅なtea-time と・・・・・
こんな締めくくりもありの・・・・満足~~~の一日でした。


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