フロントローはジベルナウ、ヘイデン、ロッシの並び。
スタートすると玉田が元気に上位進出。5周目ではビアッジを
かわし2位浮上、そして6周目にはなんとロッシをもかわして
トップに立った! ドライのレースで3強を従える形・・・こ
れはなにげにすごいぞ。1Cの進入とS字の手前が下手なのに
最終Cの立ち上がりがやけに上手でストレート伸びまくり(笑)
画面が切り替わっていきなり中野の寝そべるシーン。意識ある
みたいで「ホッ」とする。どうやらストレートエンドで激しく
ハイサイドしたらしい。結構危ない転がり方で大怪我にならな
くて良かった。それを見てるうちに玉田がストップしリタイア。
(日本勢受難の時間帯)
中盤以降はロッシとジベルナウの一騎討ちの様相。全体的に余
裕のあるジベルナウを相手に果敢にアタックするロッシ。スト
レートではどうにもならない速度差があるのにド根性で1Cに
滑り込んでいく。チャンピオンが見せるこの戦う姿勢、最高!
そのあとドラマが起こる。雲行き怪しいと思ったらいきなり雨
が落ち始め先頭のロッシが手を上げたところでジエンド・・・
と、思ったら今期からレギュレーションが大きく変更になって
いて「周回数2/3を満たしていればそこでレース成立」って
ことにはならずWET宣言のもと2ヒート目に突入するらしい。
しかも順位は1ヒート目と2ヒート目のタイム合算ではなく2
ヒート目の順位がそのまま結果となるらしい。
17周まで成立だから残りはたった6周のスプリント。しかも
グリッドからタイム差なしのスタートなんだからスリリング。
濡れた路面の中、2ヒート目がスタート。いきなり激しい展開。
そりゃそうだ・・・いつも後ろで見せ場のない連中が無理やり
突っ込んでくるんだもん。(笑) 雨が強くなると今期不振の
ドゥカティ勢が台頭。一時はベイリスが後続を千切るシーンも
あったがそこからまた天気が回復。路面がまた乾きだすと3強
が力通り上位進出。中でもロッシの頑張りは特筆すべきもので
何回も左足をステップから落としながら徐々にリードを築く。
ファイナルラップでジベルナウの猛追を受けるも見事に凌ぎき
り今期2勝目のチェッカーとなった。
これでムジェロ4連勝・・・自国開催のGPを毎年勝ち続ける
なんてさすが千両役者だね。(^-^)
モトGP世界選手権第3戦 フランスGPにTB。