ポールポジションにはケニー・ロバーツ。一発出しっぽいけど
久しぶりのPPを喜んでた。それにしても顔がゆるんでてオジ
サン化した印象。(^-^;)
予選2位にビアッジ。3位に元気なヘイデン。ロッシが0.6
秒遅れで8位。ヤマハ勢はだいぶ苦労しているようだ。
さてスタート。L2でいきなりジベルナウがスリップダウンで
リタイア。その後ビアッジ-ヘイデン-バロス-ロバーツの並
びが完成しロッシと玉田が続く。
ベイリスの転倒リタイアをはさみ、先行集団からはロバーツが
遅れだす。やはり一発だしが決まった予選のようにはいかない。
このあたりからロッシ&玉田が前を追い始める。
パンピーな路面に苦心しながらも切り返しでバロスをかわしロ
ッシが3位に浮上。さらにバロスがライン外した隙に玉田も4
位浮上。ロッシが前へ前へとアタックする中、玉田も余裕でつ
いて行ってる。(49秒台~50秒そこそこの実にいいペース)
L9。ここから玉田がロッシへのアタックを開始。数周に渡り
慎重に追走しプレッシャーをかけ、1C突っ込みで無理をした
ロッシを的確に咎め3位に浮上。実に見事な攻略だった。
↑ロッシのインを差す玉田、お見事!
さらに躍動する玉田。ロッシを置き去りにして2位ヘイデンに
迫る。1C進入でヘイデンをあっさりパス。あとは同じカラー
リングの黄色いマシン・・・ビアッジを残すだけ。
ここで4位のロッシがよもやの転倒。フロントからのスリップ
ダウン。実はかなり無理して走ってたんだよね。今日のところ
は明らかにマシンが走っていなかった。それでも「もうちょい
頑張れば・・・」って位置まで持ってきちゃうあたりがロッシ
のすごいとこ。
トップのビアッジと玉田のバトル。これはもう時間の問題だな
と思えるくらい玉田に余力がある。際立って速い場所は無いけ
ど玉田のマシンの挙動はかなり安定してる。ブリジストンタイ
ヤとの相性がバッチリだったのかも。ビアッジのペースが上が
らないので追走もラクラク。
びっしりとビアッジの後ろで走りを分析。1Cの突っ込みはビ
アッジもそこそこ速いと見るやあっさり狙いを替え、最終コー
ナーの進入でビアッジを綺麗にパスした。
↑最終コーナーでビアッジを撃墜!
ついに玉田がトップに浮上・・・そして残りは3周。ビアッジ
の反撃があるかと思ったがすでに勝負はついていた。ここから
先は玉田の独走。マシンの挙動も安定し強者のレースぶりだ。
そしてそのまま先頭でゴール。GP通算23戦目にして初優勝。
玉田おめでとう!
↑ウィニングラン&表彰台
昨年このコースで3位表彰台の経験があるも今年は予選3列目
7位スタートからの逆転優勝。ロッシを走りでねじ伏せビアッ
ジをも撃墜した勝利だけに格別だ。完璧なマシンセッティング
と絶妙なタイヤチョイス。玉田が見事に乗りこなし勝利をたぐ
り寄せた。この勝利・・・フロックとは言わせないぞ。(^-^)
↑レース後のインタビュー。ビアッジも降参の巻。
モトGP世界選手権第6戦 オランダGP
WGP 玉田が初優勝 さぁ、報道してくれ!にTB。