さて、鈴木棠三氏編『中世なぞなぞ集』(岩波文庫)を入手したので、それから適宜「仏教に関わるなぞなぞ」を採り上げて、見ていきたいと思います。なお、解答については、もしコメント欄で正解をお寄せいただいた場合には、正答と申し上げますし、コメント投稿が無い、もしくは正解者がいない場合には、次回連載記事に掲載しますので、挑戦してみてください。
記事は、「問い」と、編者の鈴木氏による解説を部分的に紹介(全てを紹介すると、分かっちゃうのでそれはしません)し、後は拙僧自身のヒントを掲載したいと思います。解説やヒントを見たくない人のために、反転文字(反転文字←読みたい人は、空白の部分をマウスで範囲指定してください)にしておきます(携帯電話、一部のスマホには未対応です)。
今日は連載31回目です。
問1:あなんらごらハほとけのなんぞ
解説:阿難は釈迦の従弟。羅睺羅は釈迦の嫡子であるあら、二人を同列に愛児(●●伏せ字)とするのは誤り。本書のなぞには、このような基礎知識が正確でないものがしばしば見られる。そのために、解きにくいなぞを生じる傾向もある。
ヒント:答えですが、ある草のことですね。それにしても、確かに知識が正確ではありません。ですけれども、もし、これで解けると思っていたとすれば、これが当時の「常識」だったという可能性もあるのでしょうか?或いは、「弟子を子どもに喩える」とか・・・?
問2:ぶつぱうのおわり
解説:仏法の終りは、(●●伏せ字)
ヒント:答えですが、とある力持ちの男の子が持っている武器ですかね。さておき、仏法の終わりで、「末法」とかに行くと思ったら、迷路に入ります。
問3:にのうへはねてねこの一こゑみやこにあり
解説:いろは歌のニの上はハ。はねるはン。猫の一声はニヤ。都は京。(以下略)
ヒント:どうも、この経典の名前を題材にしたなぞなぞは人気があるようです。皆さん普段から読んでいるアレですよ。
ということで、毎回3問くらい出していこうと思いますけど、是非是非頭をフル回転してみてください。今時の「クイズ」とも違うので難しいと思いますけど、これはこれで楽しいですよ。
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