仏空港で18年暮らした男性死去 映画「ターミナル」のモデル(共同通信)
パリ郊外にあるシャルル・ドゴール空港で18年にわたって生活し、その様子がスピルバーグ監督の映画『ターミナル』のモデルになったとされる男性メフラン・カリミ・ナセリさん(イラン出身、1945年生)が、11月12日に死去したと報じられています。
その場所ですが、「空港ターミナル」だったそうで、これはどういうことだったのでしょうか?
このナセリさんについての報じ方ですが、イランで反政府運動に関わったので、帰国できなくなったという話と、母親を探してヨーロッパに来ていたけれども、必要書類が無くて入国できず、シャルル・ドゴール空港で暮らし始めたという話とがあるようです。
矛盾というより、時系列の問題なのだろうか?
なお、ナセリさんは、1999年に難民認定されて、フランスの滞在資格を取得していたようですが、その後もしばらく空港で暮らしていました。ただし、映画のモデルになったことや、支援者などの援助もあって、空港は出ていたようなのですが、その財産の大半を使い果たして、また、数週間前に空港に戻っていたとのこと。
日本なんかでは、あっさり入管に連行されて終わりそうな話ではあります。しかし、すっかり空港がこの人の「居場所」になってしまったのでしょうね。「居場所」という観点で見ていくと、この人の行動が理解出来る気がします。
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