師匠は2年前に急な病を得て遷化いたしました。
道理も何も分からない凡愚な拙僧に、様々な教えを説いてくださった師匠でありました。
今でも色々な言葉が頭に残っておりますが、中でも一番強いのが、第二次大戦で供出した梵鐘を鋳なおして備えたときのことです。
その鐘を「四恩報謝の鐘」と名付けた師匠は、改めて我々が多くの存在に支えられて生きていること、そして、このお寺も多くの方々に支えられて護持されていること、そうした事をご教示いただきました。
ここに改めてそうした教えを示してくださった師匠に御礼を申し上げます。
ありがとうございました。
今日は、そんな師匠を想いながら、報恩の答拝をしたいと想います。
拙僧のお寺がある地方は、昨晩から大変な厳寒に曝されております。法要に御随喜賜る皆様、本当にありがとうございます。本日はよろしくお願いいたします。
不祥弟子 投百拝
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