たわわに実った稲が10月になったと云うのに夏の名残を留める風に大きく揺れている、どうやら今
年は2年振りの豊作らしいと読売新聞のワイド時典が特集「コメ」で報じていた。
が、その特集を一読して驚いた、あまり豊作だと農家は困るみたいだ、まぁその詳しい内容は新聞で
と云う事にして、その他で驚いたのがこの香川県も例外無く豊作だと云うことだった。
何故なら田植え当時の香川は水事情が最悪だった、梅雨を向え田植え最盛期の筈の時期に全く雨
が降らず、多くの農家が田植えを断念せざるを得なかった等の事情を知っていたからだ。
その時、農家の誰かが「讃岐の日照りに不作なし」と云っていたが云い得て妙、まさしく其のとおりと
なった今年の香川の稲作。
其のたわわに実った稲田の傍らでは真っ白のコスモスが数輪風に揺れていた。