天真寺日記

天真寺の日々を綴ります

恐山

2010-06-17 20:26:21 | 日々
生まれて初めての東北旅。
仏教情報センターの懇親旅行で、前から念願だった青森県の恐山へと行って来ました。





もともとは死者の言葉を伝えるいたこの霊地ですが、今は曹洞宗のお寺があり私たちはそこに泊まりました。
私もいたこ体験をしたかったのですが…、年に一度の大祭にしか来ないとのことで残念でした。

所々に硫黄が吹き出す道を歩く地獄巡りは、なんとも迫力があります。
山内にはいい感じに鄙びた4カ所の湯小屋があって、お参りの人なら誰でも自由に入ることができます。
驚くほど硫黄が強くて、上がると肌がピリピリするくらいでした。
テレビもなく、携帯も圏外、深い山の中という感じがまたよかったです。

翌日は朝のお参りをしてから、奥入瀬渓流へ。





新緑がまぶしく、きれいな渓流に感動~。
マイナスイオンたっぷーり吸ってきました。
地ビールも美味しかった。





これはキリストのお墓。と伝わるもの。
実ははりつけにされたのは身代わりの弟とかで、本人のキリストは難を逃れ青森へとやって来て、この地で100歳以上まで生きたといいます。

なんとも今聞くと笑ってしまうようなお話ですが。。私はキリストだと名乗る宣教師の言葉を純朴な青森の人たちが信じて、亡くなった後お墓を建ててあげたのかな~と思いました。
珍しかったであろう外国人を受け入れ、心を通わせた交流を思い描くと、ちょっとほのぼのとします。
勝手な想像ですが。。

とにかく行けてよかった!という所です、恐山。
皆さまお世話になりました。

(静)