天真寺日記

天真寺の日々を綴ります

冬の僧侶研修会

2007-02-03 19:22:27 | 日々
東京教区冬期僧侶研修会が2日間開催されました。



今年度のテーマは「自らのことばで語ろう」

1日目は「現代と浄土真宗~伝道の視点から~」というテーマで、ご講師に上山大峻師をお迎えし、2日目は、小野島康雄師より「現代僧侶の基礎知識~現代を問うために~」というテーマでご講義を頂きました。

私は、1日目の途中参加だったのですが、満席で席をみつけられないほどたくさんの方が来られていました。

1日目の上山師は、現代の教学が日常生活から乖離していることにふれ、「現代の生活の中で教えがどう実現されるのか」という視点からお念仏・他力・社会的実践についてお話しされていた。

頂いた資料の中「信心」についての最後に

伝統教学では、信心が「往生成仏」の因であることだけで語られる傾向があるが、その信心が智慧として発動し、どのようにわれわれの誤った思考を正し、平等の社会を形成し、平和を実現する方向に変えていくのか、その具体相を示していくことに、現代即応の教学の今後の課題があるように思える。

と語られている。

この言葉に端的に表れているように、当たり前ではあるが、私たちが、日常生活においてどのように仏教と出会っているかということが大切になるのであろう。

2日目の小野島先生は、
私たちが当たり前に使っている「主体」「人権」「政教分離」「信教の自由」の本当の意味を理解していますか。さまざまな社会事情を背景として生まれてきたそのお言葉についてご講義下さいました。

(龍)



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