日曜日にNちゃんと親戚のIちゃんの帰敬式(ききょうしき)のお伴をしました。
帰敬式とは、阿弥陀如来・親鸞聖人の前で「おかみそり」を受け法名をいただき仏弟子となって、
浄土真宗の門徒としての自覚をあらたにする、生涯に一度きりの大切な儀式です
受付を済ませたら門徒式章と記念のお念珠をいただき、
早速それをつけて阿弥陀堂に移動、お式を受けます。
阿弥陀堂ではお荘厳の明かりだけが灯されて、厳粛な空間でした
はじめに三帰依文を唱えます。仏法僧の三宝をよりどころとし、敬うことを誓います。
「南無帰依仏、南無帰依法、南無帰依僧」
次は合掌をしたままの一人一人におかみそりがあてられます。
おかみそりが終わると、代表の方が法名をいただき、帰敬文を拝読します。
この度はNちゃんが帰敬文拝読の大役を任命され、こちらもドキドキ
そして式は無事終了。
場所を移動して一人一人に法名と記念品が渡されました。
皆さん待ちに待った法名授与です。どんな法名をいただいたのか気になります
(法名は原則としてご門主さまからいただきますが、
住職などにあらかじめつけてもらったものを申請する「内願」もできます)
いただいた法名は、どの経典のどの箇所からいただいたのか、またどのような意味があるのか、
などの解説書が一緒に入っています。
浄土真宗では「戒名」とは言わず「法名」といいます。
「戒名」とは戒律を守って仏道修行する人につけられる名前です。
私達は阿弥陀さまのおはたらき(法)のなかに生かされています。
その私達が仏弟子となってさずけられるお名前が「法名」です。
布教使さんからご法話をいただきました。
南無阿弥陀仏のお念仏は私たちに気付かれようが気付かれまいが、
誰もに平等にはたらいてくださっていること。
お念仏を相続していってください、というお話でした
帰敬式を受けてホッとした表情のNちゃんと Iちゃん。
おかみそりを受け法名をいただき仏弟子となったんですねえ
たまたまのご縁、この私が仏弟子にとそれぞれの思いがあるでしょうけど、
法名に込められた名を阿弥陀様の願いと味わいいただいてくださいね~
と、私も感動の一日でした。
帰敬式はいつでも受けられます。
(受式の冥加金は成人一万円、未成年五千円、内願懇志は一万円)
どうぞ所属のお寺にお気軽にご相談ください。
(果)
大役、お疲れ様でした
皆さんのおかげです