今年も中央仏教学院ではお内陣がお荘厳され、報恩講をお迎えする準備が整えられていました
中央仏教学院では、毎年12月に学院の報恩講が厳修されます。
昨年中央仏教学院は設立90周年、通信教育開設40周年を迎え、記念式典が催されました。
中央仏教学院は浄土真宗本願寺派の宗門校で、当初は大正9年本願寺境内に僧侶育成のため設立されましたが、様々な変遷を経て、現在は京都市右京区の本願寺角坊(すみのぼう)の北隣にあります。
学院生は仏教、浄土真宗の教え、声明やお作法などを学び、公開講座では広く門が開かれ一般の方々にも人気を呼んでいます
講堂正面にはご門主ご染筆の「学仏大悲心」の額が掲げられてあります。
私達は知識として仏教・浄土真宗を学ぶのではなく、阿弥陀様の大悲のお心を学ばせていただいています。
知識を増やして、偉くなるのでも癒されるのでもありません。
「全ての衆生を救うぞ、あなたを救うぞ、あなたを救うことができなければ私は悟りを開かない」
と誓ってくださり、南無阿弥陀仏のお念仏となってくださっている阿弥陀様です。
お念仏する事もお聴聞する事も浄土真宗を学ぶ事も、阿弥陀様のお心を聞かせていただく他ありません。
ピカピカにお磨きされたご本尊。
自宅でも、外出先でもお念仏申し、阿弥陀様のお心を聞かせていただく事はできます。
けれども、この額が掛かっている本堂で学びお念仏する事は、それはそれで又ありがたく尊い事だなあと思うことです
(果)
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