龍谷大学の大宮学舎で、おもしろい看板を見つけました。
ジャン
現在地を示す看板です。が....
画像では後ろの景色が反射してわかりづらいのですが、
この看板には「現在地」という文字と、人のマークがあるだけで
他の情報が剥げ落ちてしまっていて、結局現在地がわからなーい
この看板を見つけた時、面白いと思ったのと同時に、
ポツンとしている人の姿がとても寂しそうに思いました。
知らない場所に行って道に迷って地図の書かれた看板を見るとき、
まず最初に現在地、自分の居場所を確認しませんか?
自分の居場所がわからなかったら目的地にも進めません
自分の居場所がわからない、迷っていることすら気がついていない私に
「あなたの帰る場所はここだよ、本願を信じ念仏申す身となって
往生浄土の道を歩みなさい」と喚びかけてくださっていたのが
阿弥陀さまでした
~東の岸にたちまち人の勧(すす)むる声を聞く。
「なんぢ、ただ決定(けつじょう)してこの道を尋ねて行け、かならず死の難なからん。
もし住(とど)まらば、すなはち死せん」と。
また西の岸の上に人ありて喚(よ)ばいひていはく、
「なんぢ一心正念にしてただちに来れ。われよくなんぢを護(まも)らん。
すべて水火の難に堕することを畏れざれ」と。
この人すでにここに遣(つか)わし、かしこに喚(よ)ばふを聞きて、
すなはちみづから身心を正当にして、決定して道を尋ねてただちに進みて、
疑怯退心(ぎこうたいしん)を生ぜず。~
『観経疏』(二河白道) ~浄土真宗聖典 七祖篇(注釈版)より~
東の岸の声はお釈迦さま、西の岸の人は阿弥陀様です
龍谷大学さーん、看板修正してあげてくださーい
(果)
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