天真寺日記

天真寺の日々を綴ります

天真寺永代供養墓ができるまで②

2009-07-17 16:12:59 | 天真寺
天真寺永代供養墓が出来るまでをブログでご報告しております。

この度は、永代供養墓には、新しくお迎えするご本尊・阿弥陀如来について。

ご本尊は富山県高岡市にある老子製作所にお願いしてあります。
老子製作所はお寺の梵鐘や祖師像や銅像を造っている会社、鋳物の総合メーカー。

京都本願寺の飛雲閣の梵鐘もこちらが制作されたそうです。
飛雲閣を知らない方もいらっしゃるかと思いますが、
日本の三閣といえば、金閣、銀閣、そして本願寺の飛雲閣なのです。

また、広島平和公園にある鐘もこちらでつくられたそうです。


この度は、老子製作所のMさんが天真寺にお越し下さりました。



ご本尊のことについて、詳細にお話をお伺いしました。

以前、私も老子製作所を訪れました。



老子さんのある高岡市は鋳物のメッカ。
制作現場を見学させて頂きましたが、一つ一つがすべて手作り。

こちらは梵鐘の本体。


梵鐘の飾り部分。


梵鐘の一つ一つを手作りです。

また、社員の方々のお人柄もとてもよかったです。


最後に問題です。
日本三景といえば、
宮城県松島、京都府天橋立、広島県安芸の宮島。
日本三名園といえば、
茨城県偕楽園、金沢県兼六園、岡山県後楽園。

では、日本の三大仏いえば?

奈良東大寺の大仏
鎌倉高徳院の大仏

そして
富山高岡の大仏

だそうです。(諸説あり)
こちらは高岡の大仏の写真です。



さすが、鋳物の町・高岡です。

(龍)

梅雨明け宣言

2009-07-15 22:25:40 | 天真寺ふれあい農園
梅雨明け宣言。
毎日暑い日が続きますね。

これから、天真寺ふれあい農園は水まきが大切な時期です。


Kさんと大きくなったトマト。



Kさんと綺麗に咲いた春菊。



先日、Oさんが植えてくれた二十日大根も小さな芽を出しました。



これは、来月に開催予定の夏休み子ども会の時に、子どもたちに収穫してもらうために植えました。
昨年の子供会の様子はこちら

今から楽しみです

(龍)

輪番独語

2009-07-13 22:32:34 | 天真寺
お寺に一冊の本が届きました。

題名は「輪番独語」
著者は豊原大成先生の書籍でありました。



この本は、築地別院輪番豊原大成先生のブログを一冊の本にまとめたもの。

昨日アップした「本願寺の紋は下がり藤?」を調べる時に、
参考にさせて頂いたブログです。。
ブログの名前も「説法獅子九」から「輪番独語」に変わっていました。
スイマセン

ちらっとこの本を読みましたが、さすが豊原先生、内容が深いですね。

昨日の続きですが、
本願寺の紋は、

第3代から第8代までが「牡丹唐草」
第9代が「鶴丸」
第10代証如上人「八藤」
第11代から第20代までは「五七桐」

と宗主によって違いがあるそうです。

また、菊灯の起源等々のことまで詳細に書かれております。


こちらの本は、以下HPから購入できます。
ご興味のある方は、ぜひお求めください。

自照社のホームぺージ
http://www.jishosya.co.jp/



(龍)

本願寺の紋は下がり藤?

2009-07-12 19:32:29 | 天真寺


先日、ご門徒Iさんより質問がありました。
御文章箱をみながら、
浄土真宗本願寺派(西)の紋は下がり藤ですね。
では、この左下の紋は何ですか?

そういわれてみれば???

調べてみると、本願寺の紋は、下がり藤ということではないようです。
歴代宗主によって違っていたり、さまざまな紋があるようです。

例えば、
「下り藤」

ブログ「説法獅子吼」より

明治31年、本願寺第22代宗主・鏡如上人(大谷光瑞師)は九條籌子(かずこ)さまとご結婚されました。
その時、籌子さまがご持参になった紋所が「下り藤」。
明治36年5月、鏡如上人の伝灯報告法要が勤修されます。
この時、初めて記念五條袈裟を制定し、その紋所として「下り藤」を御依用になったそうです。

もう一つは、
「五七桐」

ブログ「説法獅子吼」より

本願寺第11代顕如上人より門跡勅許の沙汰があり宮中との関係が生じ、
皇室の副紋である「五七桐」を許されるようになったそうです。


他にも、
「鶴の丸」
親鸞聖人ご出生・日野家の紋

「四っ藤」
本願寺第13代良如上人、家紋を「鶴の丸」から「四っ藤」に改めた。

「牡丹」
浄土真宗の宗祖・親鸞聖人が藤原家の出身ということに由来している。


「菊花紋」(十六菊)
明治24年、本願寺第21代明如宗主の明治維新に際しての功績に対し、皇室の定紋である菊花紋の五條袈裟が下賜された。


「八藤」

ブログ「説法獅子吼」より

第10世証如上人が九條家の猶子となったから。
私が勤式指導所に通っていた頃、この紋の袴を式務部の方々が着用していたのでよく覚えている紋です。
現在は、由緒寺院の定紋として用いられる。
また、由緒寺院またはそれに準ずる役職者は、法要・儀式に当たって、八藤大紋の袴を着用している、とのことです。。


とさまざま。


結論から言えば、御文章箱の紋は「下がり藤」と「五七桐」の紋でした。


寺紋を調べる時に、築地本願寺輪番豊原大成ブログ「説法獅子吼」が大変参考にさせていただきました。

豊原先生はインドの大学に通われていたというほどの博学。
今でも一年に一度?インドに行かれているそうです。
読み応えがあります。是非、輪番ブログご覧下さい。

(龍)


鈴虫寺

2009-07-11 17:55:14 | 天真寺
鈴虫が成虫になりました

昨年、門信徒Mさんから鈴虫たちを頂戴しました。
その様子はこちら

天真寺にて、鈴虫たちのきれいな鳴き声を聞かせてくれ、
10月下旬頃には短い生涯を終えていきました。

その間に、産卵をして、土の中で眠ること8ヶ月。
大坊守が担当して、霧吹きをして土を湿らせてきました。

すると、今年の6月末から、小さな成虫が生まれてきました



今は、数ミリ~1㎝位の大きさの鈴虫まで50匹位になりました。
なので、新しい虫かごを1つ追加しました。



鈴虫たちは、お寺の玄関におります。
お寺にお寄りの際は、まだ小さい鈴虫たちですがご覧下さい

[鈴虫について]社団法人農林水産技術協会HP
http://www.afftis.or.jp/konchu/breeding/2_1.html

(龍)