更新を少しさぼってしまいました。
少しずつ、タオルができるまでをアップしたいと思います。
まず、糸がなければ話が始まりませんが、いろいろありすぎて長くなりますので、省略します。
簡単には、糸に出来る天然素材(綿、麻、絹、毛)や、人工的に造った繊維(ポリエステル、ナイロン、アクリルなどの合成繊維、レーヨン、テンセル、キュプラなど天然由来の化学繊維)これらの中には、長繊維と呼ばれる1本の長がーい繊維のまま使用する場合と、長繊維を短く裁断して綿状にして(短繊維といいます)撚りをいれて(ねじって)1本の糸にして、使用する場合があります。
タオルには、ほとんど短繊維に撚りをいれて出来た糸を使用します。(紡績糸)
そんな糸を仕入れます。
いろいろありますが、1kg前後に巻かれた糸巻き状(チーズといいます)で、入荷します。
縦糸に必要な本数を、クリルというラックに、立てていきます。
例えば、縦糸の総本数が4000本の設計の場合、4000本の糸が必要ではありません。
クリルの容量が400本の場合、4000÷400=10と言うことで、400本の糸を仕入れます。
4000本の巻き巾が200cmとしますと、200cm÷10=20cmなので、まずは、クリルに400本糸をたて、20cmの巻き巾で、タイコと呼ばれる糸巻きに、必要な長さを巻きつけます。これを10回繰り返すと200cmで4000本の縦糸になります。 その後ビームと呼ばれる織機に乗せるための糸巻きに移して、これを織機にセットし、機械に残ってる糸と、新しく巻いた糸を繋いで、製織を始めます。
この方法と別に、サイジングと呼ばれる工場で、巻く場合もあります。 産地は分業で、産地を形成してますので、関連のさまざまな加工工場が、あつまってます。
つづく
それにしても、暑いですね! 週一のアップを目指していますが、すこしサボってしまいました。
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