山口王子跡
山口王子跡は泉州から和歌山へ入った二番目の王子社で雄ノ山峠を下って山を下りた地点にある。
「続風土記」には湯屋谷村の王子権現社の項に「境内周三十二間、村の北にて山の麓にあり、土人伝えて是熊野九十九所王子の一なりといえり、一に三橋王子とも言う」と記されているそうで、山口湯屋は熊野参詣人のために設けられた接待所であったようでもある。
現在、山口王子社は近くの山口神社に合祀されているそうだ。
鳥居から山口神社を望む。
川辺王子跡
川辺王子は和歌山入三番目の王子社で、低い石の鳥居が目印。
『紀伊続風土記』では現在近くの力侍神社に川辺王子が合祀され、境内を史跡指定しているが、和歌山市上野にある小祠の八王子を川辺王子跡とする説もあるそうだ。
中村王子跡
中村王子は紀ノ川を渡る準備を行う王子であり、紀ノ川を紀伊御川と称し、水浴する祓川であったそうで、力侍神社の西方、田んぼ付近がその跡とされている。
中村王子も力侍神社に合祀されているそうだ。
次回は力侍神社から・・・
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