西国第33番札所 谷汲山 華厳寺
華厳寺は「西国33所観音霊場」の第33番札所の結願・満願寺として知られ、春には桜、秋には紅葉の名所として賑わいをみせているようです。
古来より観音信仰の霊験厚く、天皇、法皇を始めとする皇室、朝廷、有力豪族や民衆からの帰依厚く、益々の隆盛を極めました。また、西国満願の札所として花山法皇がお詠みになられた三首の御詠歌があり、それぞれ、現世・過去世・未来世を表しており、「世を照らす・・・」は現世を表した御詠歌で、観音様の大慈大悲の心は、私達がこの世の道を迷わぬよう照らし導いていて下さっているそうです。
本堂(観音堂)
御詠歌 世を照らす 仏の験し ありければ まだ灯も 消えぬなりけり (現世)
満願堂
御詠歌 万世の 願ひをここに 納めおく 水は苔より 出る谷汲 (過去世)
笈摺堂
御詠歌 今までは 親と頼みし 笈摺を 脱ぎて納むる 美濃の谷汲 (未来世)
御朱印 本堂(観音堂)
御朱印 満願堂
御朱印 笈摺堂