ましログ

日常と好きなものと母の自宅介護の極私的記録

タフ・イミグレーション

2014-12-04 07:43:29 | ロンドン 旅行
「ロンドン滞在記01」



シベリアの上を飛んで12時間あまり。
現地の午後4時頃。
我々はロンドンに着きました。

第一関門の入国審査をスルっと終えた
弟と私は
思ってもみなかった障害にぶつかります。


税関検査です。


荷物も無事受け取り
「やっとこれでロンドンに着いた」
と安堵して出口に向かった途端
警備員に呼び止められました。


「酒、タバコ、その他税関に申請してない物はないか?」


笑顔で別室へ連れていかれた後
免税範囲内のタバコを提示
しかし隠している物はないかと
連行された犯罪者のように
トランクを開けさせられ
いくら説明を重ねても
何かないのかと詰問され続ける始末。

「だから隠してる物はねえって!」と
ジェスチャーで表現してみても
あまり英語は通じず。
トランクの中身をぐちゃぐちゃにされて
やっとのことで開放と相成りました。


一体全体何だったのだと
かなり変な汗をかきましたが
聞く所によると
これが英国の通常の税関審査らしいです。

テロ警戒に伴い
ランダムに審査するらしいとか
弟曰く
出口を間違えたのじゃないかとか。

真相はわからず終いでしたが
がっつり精神力=MPを消費して
タクシー乗り場に向かったわけです。



それでも
ホテルへ向かう道中
暮れていくロンドンの街はとてもキレイで
疲労も少しばかり回復していきます。

中心部へ近づくに連れ
日本と全く違う景観に
「ああ、ついに来たのだな」と
実感が沸き起こってきました。


つづく。