日本時間1月20日午前6時30分(ワシントンD.C.(東部)時間1月19日午後4時30分)現在のアメリカの状
況はトランプ大統領にはよくないものばかり。
株式市場では主要株価指数はそろって上昇。VIX指数低下。ワープスピード作戦下で開発された武漢ウイルス感染症
ワクチンに悪材料続出し、トランプ政権レガシィ潰しの動きとしか思えない。ビッグテック株は揃って上昇し、完全に息
を吹き返している。
一部で連邦議会封鎖の情報が流れていたが、予定通り19日上院は開会し、各委員会で閣僚候補の承認公聴会が開催さ
れた。
朗報としてはトランプ大統領の呼び掛けが功を奏して、愛国者たちが思い止まった。
私たちに想定される対抗策が有効なのは日本時間1月21日午前2時(ワシントンD.C.(東部)時間1月20日正
午)まで。国防総省が政権移行チームに引き継ぎを開始したという情報を得ていない。本当なら何かある。やはり信じる
しかない。
〇金融市場
①株式市場 NYダウ 116.26ドル高、S&P500種指数 30.66ドル高、
ナスダック総合株価指数 198.68ドル高、VIX指数 -1.10ポイント低下
・モデルナ株が一時7.1%安。カリフォルニア州の疫学者が、モデルナの武漢ウイルスウイルス感染症ワクチン接種
で、「重度」のアレルギー反応とみられる件数増加が報告されたことを受けて、同社の武漢ウイルス感染症ワクチ
ン配布を一時停止するよう勧告した。
・アメリカバイオ医薬品企業モデルナは19日、同社が製造する武漢ウイルスワクチンの特定ロット「41L20
A」の接種によるアレルギー反応の可能性から、複数の人が治療を受けたとの報告をカリフォルニア州保健当局か
ら受けたと明らかにした。同ロット番号のワクチンは127万2200回分製造され、約100万回分がすでに
37州の約1700ヶ所の施設に配布された。現時点で計30万7300回分が残っている。
・ファイザー株0.08%。高カナダでの武漢ウイルス感染者は累計で約71万5000人。死者は1万8120人。
カナダのオンタリオ州は12日、武漢ウイルス感染が今後急激に拡大する恐れがあるとして非常事態を宣言した。
みのような中、アメリカ製薬大手ファイザーからの武漢ウイルスワクチン供給が来週25日以降、延期されると明
らかになった。ファイザーは製造工程の変更に伴い、1月下旬から2月上旬にかけてワクチン生産に遅れが生じる
と警告している。
・アップル株 0.75%高、マイクロソフト株 1.68%高、グーグル株 3.76%高、
ツイッター株 1.84%高、フェースブック株 3.44%高、アマゾン株 2.40%高
②外国為替市場 ドル円 103.89円 ユーロドル 1.2133ドル ドルインデックス 90.5
③債券市場 2年債利回り 0.004%低下、5年債利回り -0.010%低下、
10年債利回り -0.010%低下
〇連邦議会
・アメリカ上院財政委員会は財務長官に指名されているイエレン(元FRB議長)に対する指名承認公聴会開催
※イエレンは50年債について問われ、長期の債券発行で資金を調達する利点はあると指摘。←イエレンはまとも
・アメリカ上院情報委員会は国家情報長官に指名されているアブリル・ヘインズ(元CIA副長官)に対する指名承認
公聴会開催
〇その他
全50州の州議会議事堂では17日、武装した集団による抗議デモが計画され、緊張が高まっていたが、メディアに
よると、抗議デモはいずれも小規模で武装していた参加者も一部に限られた。連邦捜査局(FBI)は、首都ワシント
ンや各州都で20日まで、武装した集団による抗議や政府庁舎への「侵入」が起きる事態を警告。インターネット上で
は17日に首都ワシントンと全50州の州議会議事堂で武装して行進を行うよう呼び掛ける投稿が出回り、各州の州議
事堂は入り口にバリケードを設置したり、装甲車を展開したりして警備態勢を強化。少なくとも19州で州兵も配備さ
れた。
ミシガンやオハイオなどの州では過激主義運動「ブーガルー」のメンバーが銃を持って参加したが、デモは平和裏に
行われた。デモに参加した男性は、「FBIの警告が報じられた後に大半が17日のデモ参加を取りやめた。」、「内
戦は全く望んでいない。平和的な革命を望んでいる。」と説明。また、ペンシルベニア州ハリスバーグでは州議事堂周
辺の道路が通行止めになり、周囲はバリケードで囲われた。しかし、現地で確認できたトランプ大統領支持者はわずか
非武装の5人程度で、数十人に上る報道陣の方がはるかに多かった。武装した支持者もいなかった。