館長の前へ行き、もう一度「不意打ちじゃありません。シウダーは蹴る前に私に声を掛けました。だから不意打ちじゃない」と話すバイツァオ。ルオバイは「不意打ちでないなら、破門を考え直しては?」と館長に言う。ケガを負わせた件は、今後償いをと。館長はバイツァオの寛容さに免じ破門を見送ることにし「せいぜい見習うがいい。罰についてはルオバイに任せる」と言う。シウダーは「ありがとう」とバイツァオに頭を下げる。
皆が道場から出て行き、シャオインは「ウソをついたでしょ?シウダーをかばってる」とバイツァオに言う。バイツァオは首を横に振り「ウソじゃないわ。シウダーは幸せね、大勢の仲間に味方されて。でも私は仲間たちに道場を追い出された」と言うと目を伏せる。「これからは私がいる」と励ますシャオイン。
家。「昨夜はどこに?」とシャオインはバイツァオに聞く。バイツァオが返事に困っていると「見間違いじゃなければ、今朝、チューユエン先輩の小屋から出てきた?」とシャオインは言う。泊めてもらったのね?と。バイツァオは「“チューユエン先輩”?チューユエンさんも元武道を?お医者様かと」と言う。シャオインはチューユエンは館長の息子だと話す。
小屋を訪れた館長は「家に戻ってこないか。この小屋じゃ食事も不便だろう。母さんはしばらく家を空けているから、どなられることもない」とチューユエンに言う。しかし「やめておくよ」と返すチューユエン。母さんが戻って僕がいると、また怒ると。
チューユエン先輩は元武道の天才、16歳で全国大会の決勝に出て元武道の宗師“リー・ユンユエの再来”と言われた、松柏の女子はみんな先輩に憧れていた、でも、やめてしまったとシャオインはバイツァオに言う。やめた理由も分からず、館長の家を出て大会も見に来なくなった、そしてあの小屋で植物の世話をして暮らしている、普段は入れないあの小屋に泊れたなんてラッキーだと。
練習場の掃除をしていたバイツァオとシャオインが話をしていると、シウダーの姉・シウチンが来る。シウチンは「悪いんだけど、数日で練習場の周りを掃除して。ピカピカにするのよ」とバイツァオに言う。シャオインはバイツァオは私の友人で清掃員じゃない、掃除や洗濯をしてくれてるのは、仕事じゃなくてただの温厚だと返す。しかしバイツァオは気にせず「任せてください」と言ってしまう。シウチンは「そうね、地面をきれいに掃いて、玉砂利も1つずつ磨いて汚れを落とすの。芝生は雑草を抜いて、きれいに刈ること。練習場のマットは稽古後も拭き上げて。朝に拭くだけじゃダメよ」と言う。その態度に「バイツァオはシウダーをかばったのに、お礼も言わずに命令を?」と言うシャオイン。
「これはイジメじゃなくて館長の指示よ。門下生は練習で忙しくて掃除する暇がない。だからお願いね」とシウチンは言う。シャオインは「どうして師匠はいきなり掃除を?」と聞く。「来週、韓国の昌海館が交流のために来るの。道場対抗戦の前のウォームアップよ」とシウチンは答える。有名な昌海館が来ると分かり、喜ぶバイツァオとシャオイン。
昌海館の13名の成人選手と5名のジュニア選手が韓国から岸陽に到着する。
負け犬のチュイ・シャンナンを懲らしめようと、すぐに全勝館へ向かったミンチュ。門前で「チュイ・シャンナン出てこい」とミンチュが騒ぎ、チュイは門を開けようとする。それをジュニア選手権で騒いだキム・イルサンの娘で、相手をしても無駄だと止める館長。
出て来ないことに怒ったミンチュは、石を足で蹴り看板に当てて落とすと、壁を駆け上り落ちてくる看板を蹴って壊してしまう。それでもチュイが行くのを館長は止める。そこに昌海館のミン・スンホが。
ミン・スンホはミンチュを叱ったあと車に乗せ、全勝館の前で「後輩に代わっておわび申し上げます。今日は時間がありませんが、日を改めておわびに上がります」と頭を下げて去って行く。
掃除をしていたバイツァオと、チューユエンがぶつかってしまう。落ちたチャーユエンの本を、謝りながら拾うバイツァオ。相手がチューユエンだと分かり「あなたは…」と言う。
本を汚してしまったことを謝るバイツァオに、優しく「いいんだ。僕の不注意だから」と言うチューユエン。チューユエンはバイツァオの額にまだアザが残っていると分かり、手当てをしよう、と自分の小屋へ連れていく。
小屋の壁には元武道をしていた時のチューユエンの写真が飾られていた。その中にはルオバイと2人で写っている写真もある。
薬酒を手の平につけたチューユエンに額をマッサージしてもらうバイツァオ。ドキドキしてしまったバイツァオはすぐに帰ろうとするが、チューユエンに呼び止められてしまう。チューユエンが薬酒の入った瓶を渡すと、バイツァオは「あの接骨木を私に育てさせてください」と頼む。全勝館では植物の世話をしていた、きっと花を咲かせることができると。チューユエンは「頼むよ」と言う。
翌日。交流試合をするため松柏館に昌海館の選手が来る。しかし来たのは子供ばかりだった。甘く見られていると感じる松柏館の門下生たち。
ガムを噛みながら挑戦的な態度をするミンチュ。シウダーはミンチュがジュニア選手権の決勝で騒ぎを起こしたキム・イルサンの娘だと気づく。
松柏館の門下生の前まで来たミンチュは「お前たちの中で、一番強いのは?」と聞く。シャオインが「全員あんたより強い」と返すと「お前は私に勝てない」と言うミンチュ。皆に向かっても「お前たちは誰も私に勝てない」と。そこにルオバイが来る。
ミンチュは「お前はこの中で一番強い。私は強い、お前と戦う」と言う。門下生たちは笑い、ピンピンが「私が対戦します」と言う。その様子をバイツァオが見ていた。
ピンピンはミンチュと対戦するが、胸を蹴られ飛ばされてしまう。そのままダウンしてしまうピンピン。次にシャオインが対戦する。しかしシャオインも蹴られ飛ばされてしまった。門下生たちと一緒にシャオインに駆け寄るバイツァオ。「お前たちのレベルは低すぎる。相手にならない」とミンチュは言う。さらにシウダーも蹴り飛ばされ、ルオバイを指差し「お前、出ろ」と言うミンチュ。こいつ倒し、お前たちの弱さを思い知らせてやると。子供を倒しても笑われるだけだと言い返すシャオイン。
ミンチュが「岸陽はロクなやつがいない。薬物なしじゃ戦えないのか。ファン・ティンハオもどうせドーピングを隠しただけだ。岸用の人間は卑怯な負け犬ばかり。チュイ・シャンナンと同じだ。全勝館の看板は私が壊した。松柏館の看板も壊してやる」と言い、我慢できなくなったバイツァオが「私が相手よ」と前に出る。
対戦したバイツァオは、ミンチュと同じ蹴りでミンチュを蹴り飛ばしてしまう。バイツァオが勝ち、喜ぶ門下生たち。
悔しがったミンチュだったが、帰り際、バイツァオの前まで駆けてくると、頭を下げ「掃除女、お前の勝ちだ。次は絶対に私が勝つ。もっと特訓する。来年の強化合宿に、お前も参加しろ。必ず倒してやる」と言う。
ミンチュは幼いが、昌海館館長の娘、4歳で元武道を始め、蹴りも突きも並外れている、11歳の時、韓国少年大会で優勝し、18歳~19歳でもかなわないと松柏館館長はルオバイに話す。そして「チュー・バイツァオはひと蹴りで倒したか。ただ者ではないな」と言う館長。ルオバイは「運がよかったのでしょう。キム・ミンチュが同じ蹴りを繰り返し、チュー・バイツァオはその隙を突いただけ」と返す。館長は笑い「それは、つまり観察力の勝利だ。元武道を学んだことがないのにキム・ミンチュの蹴りを3度見ただけでまねた。さらに回転を加えるとは筋がよく素質がある」と言う。脚力もミンチュより上なのは、きっと休まず長年特訓を続けていたに違いない、チューユエンと同じ天才だと。
館長はチューユエンが道着を差し出し「もう決めました。元武道をやめます」と言った時のことを思い返す。ルオバイが理由を聞くが「すまない」とだけしか言わなかったチューユエン。
岸陽高校。横蹴りを教えてもらいたいシウダーがバイツァオに付きまとう。「全勝館を出たなら、いっそうちの師匠に弟子入りしろ」と言ってしまうシウダー。バイツァオは「それは無理。私の師匠はチュイ・シャンナンよ」と言うと、行ってしまう。ドーピングをしたチュイがバイツァオの師匠だと初めてシウダーは知る。
全勝館にいるチュイに会いに行ったバイツァオだったが、チュイはいなかった。練習をしていたグァンヤーに「ミンチュが来たそうね。姿が見えないけど師匠は大丈夫?」とバイツァオが聞く。「何が聞きたいの?私たちは、ただ隠れるだけ。看板が壊されても黙って見てるだけだった。わざわざ自慢しに来たのね。ミンチュに勝ったんでしょ。さぞ鼻が高いでしょうね」と言うグァンヤー。バイツァオは「師匠に差し入れに来ただけ。食べてもらいたくてバイト代で買ったの」と持ってきた物を見せる。
バイツァオはシャオツァオに入っていたお金のお礼を言う。そして「師匠に聞いてくれない?いつになったら私を戻してくれるか」と言うバイツァオ。グァンヤーは「“師匠”?ただの守衛でしょ。まだ戻る気なの?バイツァオ、目を覚ましなさいよ。あんな嫌われ者を師匠とあおいでどうなった?あんたが困ってる時、あいつは身を守るために大切な弟子を簡単に見捨てたのよ。あいつは骨の髄まで負け犬なの。そしてあんたは天下一のバカよ」と怒鳴る。
「父親でしょ?」とバイツァオが言うと「違うわ。ただの恥さらし。卑怯なことをして、母さんを死に追いやった」と涙を流すグァンヤー。師匠はあなたを愛してる、なぜ娘が父親を信じないの?とバイツァオは言い返すが、グァンヤーは聞いてくれない。グァンヤーはバイツァオに出ていくように言い、持ってきた差し入れを投げると行ってしまう。
袋から出た差し入れを拾い、バイツァオは帰って行く。それを見ていたチュイは、帰って行くバイツァオの背を見ながら“私のそばにいたら、お前は元武道を学べない。ユー館長のもとなら、優秀な選手になれるはず”と思うチュイ。
木の上に座り、チュイのことばかり考えて涙を流すバイツァオ。そんなバイツァオに気づいたチューユエンは、バイツァオのもとまで歩いて行く。
ーつづくー
バイツァオ、すごいすごい。
見ただけでミンチュのまねができちゃうなんて。
元武道を学び始めるのが楽しみ(*´ー`*人)
チューユエンは本当に優しい…。
バイツァオも少し意識しているかも?
でも私はやっぱりルオバイ(///∇//)
どの角度から見てもカッコいい!!
ミンチュちゃん、蘭陵王の雪舞(子役)の時とちょっと違う感じ。
役柄も気が強いからかもしれないけど。
もちろん面影はあるけど、最初、気づかなかったーヾ(●´□`●)ノ
よく出てくるけど、この人の名前は?という人が多すぎてヾ(・ω・`;)ノ
漢字ではなく、カタカナ表記で知りたい…。
名前が横に出て来たらいいのに(;_;)
もしくは皆名前を言って!!(爆)
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