シューハイはジェンナンの手を引き連れて行く。誰もいない場所まで来ると「なぜ一緒に?」と怒るシューハイ。ジェンナンは「彼と一緒なら混んだ電車に乗らずに済む」と答える。シューハイは「俺の家に勝手に人を連れてくるな」と言う。俺が嫌がると分かってるくせに、と。責められたジェンナンが「ひどい言い草ね。スーイーは勝手に来てもいいの?好きな人は特別?」と怒鳴り、シューハイは「関係ないだろ。彼女が来ることはお前も了解済みだ」と言い返す。
スーイーはその様子を陰からそっと見ていた。
ジェンナンが「あんまりよ」と泣き出し、シューハイは驚く。戸惑いながら「今、怒ってるのは俺のほうだ。お前がムキになる理由なんてない」とシューハイが言い、ジェンナンが「いつも助けてきた私を責めないでよ。ただジエンハオの車でここに来ただけなのに」と返す。「なぜ焦って駆けつける必要がある?」と言うシューハイ。ジェンナンは「あんたが大切だから心配したの」と言う。
スーイーが図書室へ行くと、シューハイ父がいた。シューハイとジェンナンがケンカをしていると気づいていたシューハイ父は「いつもああだから、もう慣れたよ」と笑う。最後はいつもシューハイが折れる、と。「お似合いの2人ですよね」とスーイーが話すと「シューハイにとって彼女は家族だから折れてあげるんだよ。それにジェンナンはシューハイにもったいない」と言うシューハイ父。スーイーは「彼ってそんなにダメな人かしら」とつぶやくように言う。
シューハイ父が「父親は娘のために、より良い嫁ぎ先を探すものだ。ジェンナンは娘も同然でね」と言う。「ステキなお父様で彼女がうらやましい」と言うスーイー。それを聞いたシューハイ父は「私より本物の父親のほうがもっとひどいぞ。まるで娘に恋してる」と言う。
「彼女の家はすぐ近くだ。いつも会いに行くと…」と話かけたシューハイ父が突然倒れる。スーイーは急いでシューハイとジェンナンを呼ぶ。
ベットに父を運んだシューハイは、父が糖尿病で数値が378だとジェンナンに話す。「高すぎる」と言うジェンナン。シューハイは「もっと早く帰るべきだったよ.過労で倒れたんだ」と言う。
スーイーはジエンハオを外へ連れ出す。
「ホンペイを吹っ切る。だからあなたも」と話すスーイー。ジエンハオは「吹っ切れるのか?」と言い、スーイーが「この話はもうやめて」と返す。「分かった。俺たちについて話そう」と言うジエンレン。スーイーは「私はあなたに友達でいてほしいの」と言う。ジエンレンは「何があった?ホンペイまで忘れるのか?」と聞く。「忘れないわ。でも前向きに生きたいの」とスーイーは言う。ごめんなさい、恋人にはなれないと。
スーイーは「友達でいられないなら二度と会わないわ」と言い残し、その場を離れる。
翌日。父のそばで寝ていたジェンナンに、シューハイはブランケットをかける。その後、机の上に“ワン・シューハイ、久しぶり。僕は思い出のクッキーだよ。食べて元気になってね。誕生日おめでとう”というメッセージと、クッキーが置いてあることに気づくシューハイ。
そのクッキーを食べたシューハイは、すぐに以前食べた記憶がよみがえってくる。
外に出たシューハイは、あちこちスーイーを探す。そして、つり橋の上にいるスーイーを見つけるシューハイ。シューハイが「スーイー」と呼び、スーイーも気づく。
手を振りながら「お誕生日おめでとう」とスーイーに言われ、思わずシューハイはつり橋に足を踏み入れてしまう。すぐに、ここがつり橋の上だと分かり、シューハイは動けなくなる。そんなシューハイに両手を広げたスーイーが「こっちに来て」と言う。
うなずいたシューハイは、恐る恐るスーイーに向かって歩き出す。そして思い切ってスーイーの元まで駆けて行くシューハイ。スーイーはシューハイを抱きとめる。
橋の上で抱き合うシューハイとスーイーを見てしまうジェンナン。ジェンナンは涙を流し、その場を後にする。
「俺の昔話を聞いてほしい。28年前の今日、俺はこのつり橋で拾われたんだ。だから誕生日は今日ってことになってる。たぶん橋が揺れてたせいで高所恐怖症だ。高所恐怖症も誕生日も苦痛だった。だって両方とも捨てられた過去につながる。だけど今は、もう気にならないよ。祝ってくれてありがとう。俺に両手を広げてくれて、ありがとう。今までもらった中で、最高のプレゼントだ」と言うシューハイ。シューハイを抱き締めながら話を聞いていたスーイーは、優しく頬笑む。
施設に戻ったジェンナンは、ベットで横になっていたシューハイ父に顔をうずめる。目覚めていたシューハイ父は、またシューハイとケンカしたのかと思う。
泣きながら「あいつは私が尽くしてきたことを全然分かってない」と言うジェンナン。シューハイ父は「逆だと思うぞ。シューハイは全部分かってる。だから家族も同然の存在なんだろう」と言い、ジェンナンの頭をなでる。
シューハイの顔を見ながら「大切な話を教えてくれてありがとう」と言うスーイー。その言葉が嬉しいシューハイだったが、急に怖さを思い出し座り込んでしまう。スーイーはシューハイに目を閉じるように言い、自分の両肩にシューハイの手を置かせ歩き出す。
それを見ていたジエンハオは、嫉妬心を抑えることができない。
2人がいなくなった後、ジエンハオはポケットから出した時計を橋の上から投げてしまう。
ロング・タイム・アゴー。材料費を払うと言った店長に、約束を守るよう迫るジェンナン。確かに店長は“材料費などの経費は、店長が持つから”と言っていた。
座っていた店長は、立ち上がるとスーイーに自分のかけていたエプロンをかける。「新しい店長、ハン・スーイーだ」と言う店長。ジェンナンは喜び「“店長が持つ”ってこのことね」と言う。
1人になったスーイーは、店長と写っている写真のホンペイに「元気にしてる?店長になったわ、ありがとう」と話しかける。そしてスーイーはバッグからシューハイの腕時計を取り出す。
つり橋から離れる時、何かを投げるジエンハオを見たスーイー。後から戻ったスーイーは、草むらを探し、シューハイの腕時計を見つけていた。
「時計をつけた彼には、どんな幽霊が見えるの?」とつぶやいたスーイーは、目をつぶりながら時計を腕につけてみる。そっと目を開けるスーイー。しかしスーイーにはやっぱり幽霊は見えなかった。
スーイーはシューハイの元へ行く。「どうやって幽霊を見るの?ホンペイに会いたい」とシューハイに訴えるスーイー。そしてスーイーは、シューハイに腕時計をはめる。じきに現れるホンペイ。
シューハイは腕時計をどこで手に入れたか聞く。「たまたま拾ったと言ったら信じる?」とスーイーは言う。
ホンペイは腕時計を盗んだのはジェンナンだと話す。
シューハイが拾ってくれたお礼を言うと、スーイーが「どんな幽霊でも見えるの?」と聞く。シューハイは首を横に振り「1人だけだ」と答える。
「“腕時計が命を奪う”って聞いたわ」と言うスーイー。シューハイとホンペイは同時に驚く。「何か誤解してるよ。俺に見える幽霊はホモだちなんだ」とシューハイは言う。俺が腕時計をつけると現れるけど他の人だと現れない、だから紛失して心配だった、奴には俺以外、頼れる人がいないから命を奪われるなんてあり得ないと。
「幽霊が孤独を感じないか気にしてたのね」とスーイーが言う。「本当か、兄貴?」とホンペイが言い、シューハイは咳き込む。
「あなたは怖くないの?」とスーイーが聞く。シューハイは「最初は怖かったけど、幽霊も人間と変わらないって気づいた。違いは肉体があるかないかだ」と答える。「じゃ、ホンペイも同じなのかしら。あなたがホンペイを呼び出せたらいいのに」とスーイー言う。シューハイが理由を聞くと「彼に話したいことが。でも、あなたに見える幽霊は1人しかいないのね」と言うスーイー。シューハイは「幽霊同士ならお互いの姿が見えるはずだ。ホンペイへの言葉は俺のホモだちから伝えてもらおう」と話す。
部屋を見回したスーイーは、シューハイを近くへ呼び「ホモだちもここにいるの?」と小声で聞く。
スーイーが帰ったあと、スーイーの話で盛り上がるシューハイとホンペイ。
「彼女はまるでうんこをつつく子供だ」とホンペイが言う。シューハイは「当たってる。女神のイメージとは完全におさらばだ」と返す。
「想像と違って幻滅したか?」とホンペイが聞くと、真顔になったシューハイは「いいや、彼女が好きだ。前よりもずっと」と答える。動揺しながら「随分、正直だな」とホンペイが言う。
「お前には悪いけど、この気持ちを隠したくない」と言うシューハイ。ホンペイは「僕に気兼ねなんてするな。本心を知ってれば、この話を避けずに済む。オタクの君が恋心を明かす日がくるなんて」と話す。そして「シューハイ、君の勝ちだ」と言うホンペイ。ホンペイは自分の反応が理解できないシューハイに「当然だろ。もし普通の人間なら普通の反応を返したさ。だけど今は幽霊だ。まさか僕とケンカしたいのか?」と言う。
シューハイは「せずに済むなら、すごくありがたい」と言う。それを聞き「正直言って君の告白は不愉快だけど、話してくれてうれしい」とホンペイは返す。それに今は混乱してて気持ちの整理がつかない、でもこれは自分の問題だと。「楽になりたくて本心を話したけど、彼女に交際を申し込むつもりはないよ。とシューハイが言う。ホンペイは理由を聞くが、シューハイはこの話を終りにしようとする。
「キスしたのに絶交されなかったんだろ。あと少し…」とホンペイが言い始め「リン・ホンペイ、貴様。お前のせいで痴漢になったんだぞ。みんなにも責められた」とシューハイが言う。
ホンペイが「スーイーは気にしてない」と言い、シューハイは「性格がいいからだ」と返す。ジエンハオがキスをしようとした時、顔を背けたスーイーを思い返すホンペイ。ホンペイは「ジエンハオより、君にチャンスがある」と言う。「あの野郎。あいつお前の親友だったよな」と言うシューハイ。ホンペイは「俺はもう死んでるから、あいつが彼女に迫っても問題ないよな?」と聞く。「一般的には問題ないと思う」とシューハイが答えると「だけど彼を見るとなぜか腹が立つし、スーイーも嫌がってる」とホンペイは言う。
「あいつがお前の親友とは思えない」と話すシューハイ。ホンペイは「じゃ、君は?」と言う。シューハイが「俺は自分勝手なバカだ。キモいことを言うな」と返すと「スーイーを奪わないでくれ」と言うホンペイ。君には悪いけど本心を隠したくない、話して楽になりたいだけで君を止める気はないよ、と。「ひどい奴だな」と言い、シューハイは座り込む。ホンペイは「僕らは勇気を出して本音を語り合った、おあいこだ。これからは気持ちのまま行動しろ。僕もそうする」と言う。
シューハイの隣に座り「悔しいけど、スーイーは君を好きになる」と言うホンペイ。「ありがとう」とシューハイは言う。
2007年12月20日。ホンペイはスーイーに告白したことをジエンハオに話す。「それで彼女は何て?」と聞くジエンハオ。ホンペイは、はにかんだような笑顔で軽くうなずく。ジエンハオは複雑な気持ちになる。
夜、ロング・タイム・アゴー。スーイーを見つめるホンペイは“シューハイは幽霊最高の能力は、のぞき見できることだと言う。まるで透明マントを着て真実の姿を探っているみたいだ。でも僕には最高の能力だとは思えない。だって…”と思いながら窓の外を見る。その視線の先には、スーイーをじっと見るジエンハオの姿が。“信じてた人を疑わざるを得ない時、惨めになるから。この目で見た醜い姿を口に出したくもないし、本当は互いを知らなかったなんて認めたくない。シューハイはいつも真実を知りたがるけど僕は違う”と思うホンペイ。
祝賀会。ジェンナンの飲んでいたコップを、後ろからシューハイが奪ってしまう。怒ったジェンナンが「許さないわよ」と言って振り返り、グーでシューハイを殴ろうとする。それを手で受け止め「まだ死にたくない」と言うシューハイ。そんなシューハイはイケメンに変身していた。
ーつづくー
シューハイがつり橋に…(;д;)
高所恐怖症の理由もつらい。
たとえ高所恐怖症じゃなくてもつり橋には行きたくないよね。
スーイーが両手を広げて抱きとめてくれて良かった。
シューハイがスーイーに話すことができて良かった(;△;)
でも、ジェンナンにとっては悲しいことだったよね…。
ジェンナンを慰めるシューハイ父の言葉も良かったです。
そしてジエンハオ………怖い( ̄▼ ̄|||)
何もかも怖い。
どんどん怖くなっていく感じがする。
特にロング・タイム・アゴーの外からスーイーを見てる時が怖かったヾ(・ω・`;)ノ
時計がシューハイの元に戻ってくれてよかった(;_;)
ジエンハオが投げちゃった時はドキドキしたけど、スーイーが見つけられたのも、何かの力が働いていたのかも!?
最後はイケメンに変身したシューハイ。
これからどうなるのか楽しみ!
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うささん、昨日は重ね重ねありがとうございました☆
この回、昨日もお話させていただきましたが、2か所追記です(^^♪
「幽霊のおホモだち」=タイトルの「我的鬼基友」のことですね(^^♪
二人の関係は親友なんですけど、あの爆笑のお試し「乗り移りシーン」とかから「おホモだち」になったんだと思います 笑
それと「うんちをつつく子ども」これも本当は「ウンチをつつくアラレちゃん」なんですけど、やっぱり「アラレちゃん」もNGワードみたいですね~残念。
「ウンチをつつくアラレちゃん」だと絵がぱっと思いつきますよね~。つまり、思宜は何でも好奇心旺盛で見た目とは全然違うようです。だからロボットも楽しそうだし、幽霊も全然こわくない☆彡もちろん高いところも平気☆彡
何気に書海の足りないところを補いつつも気が合いますよね~(^^♪
吊り橋のシーンは何度見ても感動で泣けます。ここで書海がオタクだったわけも高所&人間&女性恐怖症なわけも全部理解できました。
そして正男は書海にとってとっても大事な人なんだけどそれは書海パパが言うように「家族」だからで…
泣けます~☆
そして復活のベランダトーク☆彡
これもステキ(^^♪
お互いが本音を吐きだし、結局書海に思宜を託すことにした宏沛…
いくら自分が乗り移っていたとしても見た目書海とのキスは拒否しなかった思宜に対して健豪にははっきりNOを言い渡してましたよね。
これは結局親友として本音を話す書海と大学生の時に自分の方が先に好きになっていたのにうやむやにしてしまった健豪との性格の違いですよね。
健豪も媽媽に対して傷の深さはかなりのものだと思うけど(健仁は愛人の子どもで今の媽媽はかつてのパパの愛人)でも、そこをどう乗り越えて人を愛するか…かなり書海と違うと思いました。
これからもどんどん話は面白さを加速させていきますが、もう次話の最初でオタク書海は終わりです。
名残惜しいです 笑