卒業式の日、ホンペイから結婚を断わられたと聞いたジエンハオは、急いでルー・ジーヨンに電話をかける。しかしジーヨンは電話に出ず、そのままホンペイをひいてしまう。
道路に倒れているホンペイを見ながら「わざとじゃない」と涙を流したジエンハオ。
「なぜスーイーを好きだと言わなかった」とホンペイが聞く。ジエンハオは「俺の人生はどうせ報われない。言うだけ無駄だ」と答える。ホンペイは「俺たちは何でも話し合う仲だったじゃないか」と言う。「偉そうに言うな!」と声を荒げるジエンハオ。ジエンハオは、お前も俺を殺せよ、そうすればお互い様だ、と言う。ホンペイがそんな生き方はやめるように言うと「干渉するな。俺はお前を昏睡状態にした人間だ。分かってるのか」とジエンハオは言い返す。
「この6年間、いつでも僕を殺せたはずなのに君はそうしなかった」と言うホンペイ。ジエンハオは「死んでいるのと同じ状態なら殺すまでもない」と話す。「じゃ、なぜ僕の看護に大金を費やした?傷つけようとしたのは、一時の気の迷いだろ。不孝な境遇に絶望して我を忘れたんだ」とホンペイは信じない。勝手な憶測はやめてくれ、何も知らないくせに、とジエンハオは言う。
ホンペイはジエンハオの顔を真っ直ぐ見ながら「確かに僕は君を理解してなかった。それでも、今、君を許したい」と言う。「俺は許しなんて必要ない」と返すジエンハオ。
ホンペイは「シューハイを傷つけるな」と頼む。俺を理由にシューハイを襲わないでくれ、もうすぐ僕は消える、君の罪を暴かないようシューハイに言うよ、と。ジエンハオは「シューハイは聞く耳をもたないだろう」と言う。それでも「大丈夫だ。僕が保証する」と言うホンペイ。
ジエンハオは笑うと「今は奴がお前の親友なんだな」と言う。ホンペイは「違う。彼は家族だ。家族は裏切らない。彼は僕に生活をひっかきまわされても無条件で許してくれた。彼に感謝してる。彼のおかげで人生をやり直せた気がした」と返す。「どうかしてるぞ。スーイーを奪われてもいいのか。死ねば諦めもつくよな。でも俺は違う。まだ生きてる、生きてるんだよ。諦めきれない」と言うジエンハオ。ホンペイは「そうかもな。でもシューハイと違って君にスーイーは奪えない。君は彼女に安心感を与えられないからだ。だから彼にスーイーを譲れ」と言う。
「さようなら、お別れだ」と言うと、すれ違う時、ジエンハオの肩を軽くポンッと叩いてホンペイは去って行く。
シューハイにかかってきた電話に出るホンペイ。「また幽霊に体を貸す気じゃないよな」とシェンロンが言うと「そんなに警戒されると悲しくなるよ。シューハイを傷つけたりはしない」とホンペイは答える。「お前…もしかしてホンペイか?」と言うシェンロン。ホンペイは「ああ、リン・ホンペイだ」と返す。体を貸してもらった、と。
シェンロンはなぜジーヨンの家に行ったのか聞く。「ジエンハオと話すためだ。すべて解決した。安心しろ、シューハイは守る。僕を嫌うのはシャオロンニューが原因か?」とホンペイが言う。その様子をジエンハオに雇われた男が見ていた。
“でもシューハイと違って君にスーイーは奪えない。君は彼女に安心感を与えられないからだ。だから彼にスーイーを譲れ”とホンペイから言われたことを思い返すジエンハオ。
ジエンハオは携帯で「やれ」と指示を出す。
電話を切ったジエンハオは「奴を野放しにはできない」とつぶやく。
シェンロンと話していたホンペイは、シューハイや自分を助けてくれたお礼を言う。そんな中、車にひかれそうになるホンペイ。かわすことができたが、ホッとした途端、ジエンハオの運転する車にひかれてしまう。その瞬間、シューハイの体からホンペイがはじき出される。
シューハイの名を叫びながら、シューハイの元へ駆けて行くホンペイ。ホンペイは「救急車を呼べ」とヤジ馬たちに言うが、ホンペイの声は誰にも届かない。
シューハイの手術中、スーイーやジェンナン、シェンロンたちが病院に駆けつける。シューハイの体から時計が外され、ホンペイは消えてしまう。
警察は殺人未遂と見てジエンハオの行方を追い始める。
リーメイがジエンハオに“今すぐ会いたい”とメールをするが、返事はない。
カフェでリーメイと会ったジエンレンは「もし兄さんと連絡が取れたら通報しなきゃ」と説得する。「まずは何が起きたのか教えて」と言うリーメイ。ジエンレンはつらそうに「兄さんは6年前、ルー・ジーヨンを使いホンペイをひいた。今回はシューハイを…」と話す。しかしリーメイは「直接、聞くまでは信じない」と言う。
シューハイは厳しい状況で、心臓移植をしなければ長くは持たないと医師から言われてしまう。数日が山場だと。
手をにぎりながら「また大ケガを負うなんて…」と話しかけるスーイー。そんなスーイーに腕時計を差し出し「事故に遭った時、俺と電話中だった。ホンペイに体を貸していたよ」とシェンロンが言う。スーイーは「やっぱりホンペイと私のせいなのね」と涙を流す。
シェンロンが「6年前の事故はジエンハオの指示だ」と告げる。驚いたスーイーが「首謀者は彼?」と聞き返すと「ホンペイはその件でジエンハオと話を」とシェンロンが言う。
スーイーとシェンロンの話を聞いたジェンナンは「本当なの?」と聞く。「確証を得た。だから奴はシューハイを消そうとしたんだ。シューハイが…死んでしまえばホンペイも存在できない」と言うシェンロン。ジェンナンは「なぜ通報しなかったの」とシェンロンを責めるが、ホンペイの意思だったとスーイーは悟る。それでも「シューハイが納得してたはずないわ」と興奮するジェンナン。シェンロンは「今、そんなことを議論しても意味がない。そうだろ」と落ち着かせる。
シェンロンは「手を貸すと決めたのはシューハイだ。俺が今悩んでいるのはシューハイの腕に時計をつけるかどうかだ」と話す。「シューハイが意識不明でもホンペイは現れる?」とジェンナンが聞く。「分からん。俺としてはつけたくない。だけど…」と答えるシェンロンの続きを「だけど…シューハイはつけたがるはず」とスーイーが言う。うなずくシェンロン。
みんなは時計をつけて様子を見ることにし、スーイーがそっとシューハイの腕にはめる。
病室に誰もいなくなってから、消えかけている不安定なホンペイが現れる。シューハイに起きるよう呼び掛けるホンペイ。しかし意識のないシューハイは反応しない。全て自分のせいだとホンペイは自分を責める。
翌日。シューハイの病室にホンペイ母が来る。ベッドに横たわるシューハイに「2人とも不注意なんだから…」と言うホンペイ母。そこに看護師が入ってくる。
「なぜ、ここに?」と看護師が聞く。ホンペイ母は「息子の友人なの。ご両親が来るまで私が看病するわ」と答える。「ワンさんは施設育ちなので、養父が来るそうですよ」と話す看護師。
ホンペイ母は行こうとする看護師を呼び止め「お願いがあるの」と言う。
シューハイのベッドの隣に、ホンペイのベッドが運ばれてくる。しばらくしてシューハイの部屋に来たスーイーは、それを見て涙を流す。
スーイーの前まで行き「シューハイは移動させると危険だから、ホンペイを連れてきてもらったの」と話すホンペイ母。同室の方が私も世話をしやすいと。「おばさん、感謝します」と頭を下げるスーイー。いつまでも頭を上げず泣いているスーイーの体を起こし、ホンペイ母は「長い間、つらかったわね」と言ってスーイーを抱き締める。そんな2人を、嬉しそうに見つめるホンペイ。
ホンペイは涙を流し「シューハイ、起きろよ。君は間違ってたぞ。母親という生き物を怖がってたけど、その必要はない。どんな母親も子供を愛してる。君の母親には何か事情があったんだ。シューハイ、起きれてくれ!君の実の母親を一緒に捜しに行こう。なぜ君を捨てたのか聞き出すんだ」とシューハイに話しかける。
ミステリー部でUSBを確かめる。中にあった動画には、ジーヨンにお金を渡すジエンハオが映っていた。
ジエンレンはシェンロンに「兄さんを捜せないか?得意分野だろ」と言う。「兄貴の逃亡を助ける気か」とシェンロンは言うが、ジエンレンは何も答えない。
スーイーはロング・タイム・アゴーでリーメイと会う。「リンさん(ホンペイ母)は真相を?」と聞くリーメイ。スーイーはショックを受けるから言ってないと答える。目を伏せたリーメイに「あなたは大丈夫?」とスーイーが言う。リーメイが「彼が電話に出ない」と返すと「ジエンハオのために道を誤らないで」とスーイーは心配する。「たしかに彼は罪を犯したわ。でもそれは生い立ちが複雑だったからで…」とリーメイが言い始め「言い訳はやめて。彼だけが苦労したとでも?世の中には生まれながら不遇な人もいる」とさえぎるスーイー。
スーイーはシューハイの境遇を思いながら「家族に傷つけられた人はたくさんいるわ。誰もが傷つきながら生きてるの。私もホンペイを失って、自分は生涯不幸だと思った。でも間違ってたわ。傷ついても不幸になるわけじゃない。シューハイに教えられたの」とリーメイに話す。
シューハイが死んだら自分も存在できないホンペイは、以前、体に戻れるかはお前の肉体次第、ほころびがチャンスを作る、とシューハイが話していたことを思い出す。「一緒に消えちゃいけない。1人だけでも残ろう。僕が幽霊として生きるから、君は死ぬな。心臓が必要なら僕のをあげよう」と言うホンペイ。
ホンペイは弱くなった自分の力を何度も何度も使って、とうとう自分の体に点滴を倒してしまう。機械に“警告音発生時 測定不可”の文字が表示され、ホンペイの心拍が止る。そしてホンペイは魂の姿に。直後にジェンナンとスーイーが病室に入ってくる。すぐに異変に気づき、急いで先生を呼ぶ2人。
駆けて来た先生はホンペイに蘇生処置を行なう。その最中、魂のホンペイが肉体へ。
“これが本当に死ぬって感覚か”と思うホンペイ。ホンペイは自分の状況が分からないまま、スーイーの声を聞く。“これはスーイーの声だ。死んでないなら憑依か?”とホンペイは思う。
目を開けたホンペイにスーイーが気づく。「ホンペイ、目覚めたの?」と驚くスーイー。スーイーは「先生!」と大声で呼びながら病室を出て行く。
連絡を受け駆けつけたホンペイ母は、泣きながらホンペイを抱き締める。先生は体の機能が回復するのは、もう少し先だと話す。
母が喜ぶ中、隣のベッドにいるシューハイを見つめるホンペイ。
車に乗っていたリーメイにジエンハオから電話が。「君なら居場所が分かるはずだ」と言うジエンハオ。
運転手はリーメイに気づかれないよう“社長から副社長に連絡有り”というメールをジエンレンに送る。
ウェイ・ルージェンが「なぜリーメイさんに連絡が来ると思ったの?」とジエンレンに聞く。ジエンレンは「予感がしたんだ。兄さんはいつも人の愛情を試すから」と答える。意味の分からないウェイ・ルージェンに「ジエンハオは愛情を失うのが怖いから相手に向き合おうとしない。絶対に手に入れられないものを求め続けて、結局、報われないままだ。幸せが怖いんだろうな。自分だけ幸せになるのが母親に申し訳ないんだ」言うシェンロン。
ホンペイはシェンロンに持ってきてもらったビールを開ける。1缶はシューハイに、そして、もう1缶は「ビールさえ飲ませたら、死んでも悔いはない」と言っていたシューハイを思い出しながら、ホンペイが飲む。
涙ぐみながら「マズイな」と笑うホンペイ。
川を前に座るジエンハオを見つけるリーメイ。リーメイはジエンハオの隣に座り、寄り添う。「リーメイ、もう疲れたよ。こんなつもりじゃなかった。すまない」と言うジエンハオ。リーメイは涙が止らない。
ーつづくー
とうとう、とうとうジエンハオ自身がシューハイをひいちゃった!?(✽ ゚д゚ ✽)
ホンペイの時はあんなに後悔していたのに。
どうしてどうして(;_;)
ホンペイが目覚めて良かった(;д;)
だけど、だけど、だけど!!!
今度はシューハイが目覚めてくれない…。
心臓移植はに使う心臓は誰の!?誰のなのー!?ヾ(・ω・`;)ノ
スーイーとの三角関係はどうなっちゃうのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ。
ぐるぐるぐるぐるくるぐるぐる。
今回は本当に涙が出るシーンばかりで…。
感動したり、切なかったり。
次回で最終話。
今からすごく寂しい。
結末は知りたいけど、終わっちゃうのが寂しい。
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今回はめまぐるしくて大変で、切なさ、悲しさ、憤り、感動など色んな感情が
ごちゃまぜになりながら見ていたような気がします。
ホンペイが目覚めたことは良かったけどシューハイがこんな状態なので心配は尽きなくて。
そして前からずっとですが、ジエンハオが許しがたいですね。
ホンペイとシューハイが許しても、リーメイがかばっても、やっぱり罪を償わせたい‼と思っちゃいました( 一一)