君には絶対恋してない!(11話)

ユーピンとホィファンは何も話さないまま、ホテルのエレベーターに乗っていました。ドアが開き、ユーピンが降りようとすると、ホィファンはボタンを押しドアを閉めてしまいます。そしてユーピンに抱きつき「イヤよ。別れない」と言いました。7年の愛を忘れられない、映画を降板してもいい、と言うホィファンに、ユーピンは、許されないさ、大勢に迷惑がかかる、と言います。ホィファンにはユーピンの言う事は全て言い訳に聞こえました。
ユーピンがエレベーターを降りて行ってしまうと、ホィファンは涙が止まらなくなってしまいます。

父親と再会したドオは、父ボートンへの怒りが押さえきれず、ホテル内を追いかけ回していました。それを必死でグオは泣きながら止めようとしますが、ドオに飛ばされてしまいます。エレベーターから降りたユーピンはその場に鉢合わせ。グオが飛ばされたのを見て、ユーピンは慌ててグオに駆け寄りました。事情を聞いたユーピンは、殺しそうな勢いのドオに「尊属殺人は死刑または無期懲役だ。父と姉さんを失いグオはどうなるんだ?俺が無料で交渉してやる。慰謝料を請求するんだよ」と言います。それを聞いたドオは妹のために我慢することにしました。
そんな様子をホィファンは見ていました…。

グオ達の家に来たボートンは、暮らしぶりを見て驚きます。苦労して来た事が分かり、ボートンは夜逃げする時に知り合いに2人を頼むとお願いしたんだ、と言いますが、ボートンの頼んだ相手リーホア紡績の会長からは、父親に貸した借金を返すように言われたとドオは言い返します。

悪かったと泣いて謝るボートンに、グオは泣きながら「家族がやっと会えたことの方が大事」だとボートンを抱きしめます。
それまで黙ってやりとりを見ていたユーピンが「甘いな」と言いました。子供を置いて失踪し、2人が受けた長年の精神的苦痛に対し、慰謝料を請求すると。ボートンは慌てて「分かってる」と言うと、風水師の収入を毎月すべて…と言います。そして幼い頃に作ったというドオ名義の貯金通帳をドオに差し出すのでした。ドオは初めて父を許す気持ちになります。
ボートンは一緒に住む家を捜そうと言いました。家族でもっと立派な家に住もうと。
ユーピンは契約書を書かせる事にします。

見送りながらグオは、ユーピンに感謝の言葉を伝えます。今日は本当に助かったと。いつも助けてもらっているグオは、今度は必ず私からお返しをすると言います。
ユーピンはグオに耳を近づけるように言います。そして「所長と呼ぶのは、もうやめてくれないかな」と言いました。驚くグオに、知り合ったのはクージョンより先なのに、あいつには親し気で俺には"所長"だと。そして、俺たちは兄弟分じゃないか、と言うユーピン。グオは笑顔で「兄貴。どうかな?ユーピン兄貴、ユーピンさん。どう?」と言います。2人は笑うと、ユーピンはグオのために買った飴のプレゼントをグオに渡しました。その飴をさっそく口に入れるグオ。ユーピンにも1つ渡します。

ホィファンはクージョンを急用だと言って呼び出しました。
傷心しきったホィファンは「あの人…変わったわね」と言います。それがヤン・グオのせいなのかとホィファンはクージョンに聞きました。前に誤解した時、グオが同性愛者だと聞いていたホィファンは、確かめる、と言い出します。クージョンはそれを止めると「グオは普通の女だ」と言ってしまいました。でも、その事はユーピンは知らず、思いを押さえてるあいつが事実を知ればグオの元へ行ってしまうと…。
「私を助けて。私の力になって」と言うホィファンをクージョンは抱きしめました。

クージョンに持ってきたカフェラテをドキドキしながら見守るグオ。一口飲んだクージョンは「これ…」と驚きます。何も話さないクージョンの好みをグオは見つけていました。
グオは姉がパパを許したと話します。すべてあの人のおかげ、と聞き、クージョンは"あの人"がユーピンか確かめます。グオは「そう」と認めると、ユーピンさんて実は良い人ね、すごく感動させてくれることもあるの、と言いました。
そして、昨日も彼女といたから2人は仲直りしたんでしょ?と言うグオ。クージョンは「多分ね」と返事をします…。
クージョンは中国にいる親戚から内装の依頼があったと、グオにも行こうと誘いました。

"風水　ヤン大師"と書かれた名刺を、所長室でボートンから受け取るユーピン。家族が仲直りできたお礼に鑑定をしたいと言います。仕方なくユーピンは鑑定してもらうことに。
ボートンは恋愛運が悪いと、恋愛運の吉方に桃色の物を置くように言いました。
紅水晶や装飾結びと相手の好きな物を並べればお互いの気持ちがさらに高まると。ボートンは事務所全体も鑑定し始めます。

チェンから書類を見てほしいと言われたユーピンは、その書類が連邦法違反だと分かります。風水師が妻にこの投資を勧めた、と言うチェンが見せた風水師の名刺は、さっきユーピンがもらった"風水　ヤン大師"と書かれた名刺とまったく同じ物でした。
ユーピンは部屋から出ると、事務所を鑑定しているボートンを見つめます。

ボートンとグオはクージョンの紹介で一緒に住む家を見に行きました。観終わると、ボートンは呼び出されて行ってしまいます。そして、グオもユーピンに呼び出されました。
「父親の仕事は?」と聞くユーピンに「風水師でしょ?」と答えるグオ。ユーピンは、知らないのか…とつぶやいた後、グオに落ち着いて話を聞くように言いました。そして「詐欺師だ。風水師として信用させ、それから投資話を」そう言うと、偽造だという資料をグオに見せます。

信じないグオをユーピンは今回の獲物とボートンが一緒にいる場所に連れて行きます。そこにいた父はお守りを売りつけようとしていました…。アメリカの大統領も、お守りのおかげで大統領になれたと。そして、大金を手に入れてました。

車に乗りながら、残酷な話だが事実なんだ、と話だすユーピン。顧客から相談があったと言います。どうすればいいのよ?と泣き出すグオに、返金するように諭せとユーピンは言いました。俺は顧客が告訴しないように説得すると。信じたくないグオに、警察への書類も出来ているんだ、とユーピンは言います…。

何も知らずにドオとボードンが高級家具を購入します。そこに来たグオは、ドオがボードンのカードで支払いを済ませているうちに「真実を教えてほしいの」とボードンに言います。風水鑑定の他に投資を勧めているのかと。ごまかそうとするボードンにユーピンの顧客が詐欺で訴える話をするグオ。だけど、デタラメだと認めません。

ショーウィンドウに飾られた服を見ながらクージョンとの妄想にドオは走ります。すると、向かいのビルから「この詐欺師め」という声が。「誤解です。信じてくれ」と話す声は聞いた事のある声。振り向いたドオが見たのは、投資話をしているボードンの姿でした。「パパ、どういうこと?」と言うドオにボードンは顔色が変わります。

家でグオとドオに問い詰められ、ボードンは投資のお金は、自分に投資したと答えました。信頼されるために服装にも気を使うんだと。
お金は今返せば間に合うかも、とグオが言いますが、ほとんど残っていないとボードンは言います。
仕方なく、今までためてきたお金で助けようとグオがドオに提案。でも、苦労してためてきたお金を使うのは絶対イヤだとドオは言います。

朝食を持ってユーピンの家を訪ねたグオは、何とかユーピンのご機嫌を取ろうと必死で食事を作りました。そんなグオに「用件は?」と聞くユーピン。
グオはためらいながら「例の顧客に聞いてもらえないかしら。分割で返済してもいいかを」と言いました。すると、ユーピンは「どっちみち、返す金も詐欺で稼ぐんだろう?」と返事をします。グオは、風水の鑑定料で詐欺ではないと言うけど、聞きたくない、と言うユーピンは「だまし取ったのは大金だ。君の稼ぎでは返せない。たとえ今回助けたとしても次は?どうする?」と言います。そして彼を訴えると言う人が他にもいるんだ、と…。






【出演者】

シャン・ユーピン役/ジェリー・イェン
ヤン・グオ役/エラ・チェン
チー・クージョン役/マイケル・チャン
ディン・ホィファン役/チェン・ズーハン
ヤン・ドオ役/シャオシェン
シャン・ユーティン役/シャオシャオビン
シャン・ユーフェイ役/ジー・シンリン










～感想～

飴をプレゼントしたユーピンが
「顧客がくれたんだ」と言って渡したのが
可愛かったな

誰よりも頑張りやで前向きで
元気いっぱいのグオ
だけど純粋ですごく傷つきやすい
そんなグオのことを一番クージョンは
分かっているんじゃないの?
なのになのに…
どうしてよりを戻したとうそをつくの?
どうして中国へ連れていこうとするの?
そんな事しても
結局はもっともっと
ホィファンが傷つくだけなのに…

ホィファンもクージョンを利用したり
グオを自分より下に見てて
イヤな感じ

そしてグオのパパ
やっぱりね、な結果で
せっかく再会できたのに…
これでまたバラバラになっちゃうのは可哀想
どうなるんだろう…




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