石油輸出国機構(Organisation of Petroleum Exporting Countries、OPEC)は28日、オーストリア・ウィーン(Vienna)での臨時総会で、原油需要の回復の兆しと価格の上昇傾向を受け、目標生産量を現行水準の日量2484万バレルに据え置くことを決定した。
加盟12か国は、原油供給は過剰気味だと指摘しつつ、このところ原油価格の水準が上昇し、1バレル60ドル前後にまで相場が回復したことに満足を見せた。
アルジェリアのシャキブ・へリル(Chakib Khelil)エネルギー・鉱業相は「状況改善が見通せるため、(生産量を)現行水準にとどめることを決定した」と述べた。
(c)AFP/Simon Morgan
オレンジ色のポルシェの横にたたずむエヴゲーニイ・チチヴァルキン(Yevgeny Chichvarkin)氏(34)は、ロシア小売業界の革命児ともてはやされてきた。だが、今は世界的な金融危機で「失われた財産」を思い、しょげ返っている。同氏が創業したロシアの携帯販売最大手Euroset社は、低利金融の波に乗り、7年間で急成長。5店舗から5000店舗まで店舗数を拡大し、年間売上高は30億ドル(約3000億円)にのぼる。だが9月に金融市場が冷え込み、銀行が貸し渋りに走ると、結局チチヴァルキン氏は同社を時価総額の5分の1で売却に追い込まれた。金融危機の前に売却しておけばと悔やまれる。信用収縮の結果、ロシアの富裕層は資産総額数千億ドルを失い、ハイパーキャピタリズムも停止した。原油高による好景気の恩恵に浴してきた新興財閥も、ここ数週間、過去最高を記録した5月から60%も下落した株価の落ち込みで、莫大な損失を被っている。モスクワの超高層ビル建設業界の首領、セルゲイ・ポロンスキー(Sergei Polonsky)氏は、「もはや、新しいビルを建てる余裕はない」とあきらめ顔だ。米経済誌「フォーブス(Forbes)」の2008年世界長者番付でロシア人のトップに立ったロシア・アルミニウム(Russian Aluminum)のオレグ・デリパスカ(Oleg Deripaska)社長でさえ、資産の売却を開始せざるをえない状況に追い込まれている。フォーブス誌(ロシア版)は4月、ロシアの億万長者数が前年比ほぼ倍増の110人に達したと報じ、ロシア富裕層の拡大が改めて印象づけられた。しかし、あるアナリストは、金融危機の余波で2009年の長者番付にランクインするロシア人は激減すると予想している。(c)AFP【AFPBB News 提供】
香港(Hong Kong)市場は5.9%、東京市場は5.1%以上も下落して始まった。香港では午前の取引で10%以上値を下げた優良株は少なくとも6銘柄に上った。
韓国の株価は午前中に5.4%下落し、ウォンは対ドルで3%下落した。韓国の中央銀行は必要があれば介入すると発表した。ジャカルタ(Jakarta)は6.5%下落して16日の取引が始まり、午前の取引でシドニー (Sydney)は2.6%、上海は(Shanghai)は4.1%、シンガポール(Singapore)は2.2%、台北(Taipei)は4.7%それぞれ下落した。マニラ(Manila)は4.5%安で16日の取引を終えた。
日本銀行(Bank of Japan、BOJ)は本日、短期金融市場に午前に1兆5000億円、午後に1兆円の資金供給を行った。(c)AFP【AFPBB News 提供】
韓国の株価は午前中に5.4%下落し、ウォンは対ドルで3%下落した。韓国の中央銀行は必要があれば介入すると発表した。ジャカルタ(Jakarta)は6.5%下落して16日の取引が始まり、午前の取引でシドニー (Sydney)は2.6%、上海は(Shanghai)は4.1%、シンガポール(Singapore)は2.2%、台北(Taipei)は4.7%それぞれ下落した。マニラ(Manila)は4.5%安で16日の取引を終えた。
日本銀行(Bank of Japan、BOJ)は本日、短期金融市場に午前に1兆5000億円、午後に1兆円の資金供給を行った。(c)AFP【AFPBB News 提供】