米コカ・コーラ、150億円で和解。

　米清涼飲料大手コカ・コーラ（Coca-Cola）の株主らが、株価操作などをめぐって同社を訴えていた損害賠償裁判で、コカ・コーラから株主側に1億3750万ドル（約148億円）を支払うことで和解が成立した。米経済紙ウォールストリート・ジャーナル（Wall Street Journal）ウェブサイト版が6日報じた。

　訴えはペンシルベニア（Pennsylvania）州フィラデルフィア（Philadelphia）を拠点とする信託基金「Carpenters Health and Welfare Fund（カーペンターズ厚生基金）」が、コカ・コーラ本社のあるジョージア（Georgia）州アトランタ（Atlanta）連邦地裁に8年前に起こした。

　投資家側は、コカ・コーラが財務実績と株価を引き上げるために、瓶詰め業者らにコカ・コーラ原液を過剰に購入するよう強制していたと訴えていた。カーペンターズ側は、コカ・コーラが人為的に株価の上昇を図ったとする期間に株を購入した投資家らに対する損害賠償を求めていた。(c)AFP【AFPBB News 提供】