国連の経済開発局(United Nations Department of Economic and Social Affairs、UNDESA)は1日、「World Economic Social Survey(世界経済社会調査)」2008年版を発表した。無秩序な市場は世界経済の安定に寄与しないとし、農業への公共投資増加などを含む政策転換を呼びかけた。
報告書でUNDESAは、農業の生産性が低く、農産地のインフラ整備も進んでいない開発途上国に貿易と金融市場の開放を求めるのは賢明ではないと指摘した。また、生産能力の不足が、人間および社会の安定を守る最低限の条件である食糧自給を脅かしていると指摘し、農業分野での公共投資などを呼びかけた。
また、途上国だけでなく先進国も格差拡大などで大きな打撃を受けていると指摘し、経済の好不況の差を小さくし、財政の健全化を進め、マクロ経済的な開発政策を行うよう求めている。
報告書は、6月30日から7月3日までの日程で開かれる国連の経済社会理事会(Economic and Social Council、ECOSOC)ハイレベル会合にあわせて発表された。会合には約500人が参加して世界経済の主な動きを検討し、貧困削減を目指すミレニアム開発目標(Millennium Development Goals、MDGs)の達成状況を確認する。(c)AFP【AFPBB News 提供】
報告書でUNDESAは、農業の生産性が低く、農産地のインフラ整備も進んでいない開発途上国に貿易と金融市場の開放を求めるのは賢明ではないと指摘した。また、生産能力の不足が、人間および社会の安定を守る最低限の条件である食糧自給を脅かしていると指摘し、農業分野での公共投資などを呼びかけた。
また、途上国だけでなく先進国も格差拡大などで大きな打撃を受けていると指摘し、経済の好不況の差を小さくし、財政の健全化を進め、マクロ経済的な開発政策を行うよう求めている。
報告書は、6月30日から7月3日までの日程で開かれる国連の経済社会理事会(Economic and Social Council、ECOSOC)ハイレベル会合にあわせて発表された。会合には約500人が参加して世界経済の主な動きを検討し、貧困削減を目指すミレニアム開発目標(Millennium Development Goals、MDGs)の達成状況を確認する。(c)AFP【AFPBB News 提供】
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