アラフィフ世代の懐かしい話し

私も来年50歳の誕生日を迎えるアラフィフ世代のひとりである。

時折、すざましい時代の変化に対応できず戸惑う事が多々ある。

我々アラフィフ世代は、昭和、平成、令和にかけて様々な移り変わりを目の当たりにしてきた。

その代表的なものが携帯電話、スマートフォンである。

アラフィフの皆さん、思い出してください！

我々が小学生、中学生の頃、今のように携帯やスマホがなくて不自由しましたか？

当時、我々一般庶民の家庭にあるのはダイヤル式の黒電話。ジージーっとダイヤルを回し、女の子のところに電話をかける時には

（お父さんが出ませんように…）

と、ドキドキした記憶がありませんでしたか？

また、友達と待ち合わせる際も、目印になるところを指定し、互いに迷うことなく集合した記憶がありませんか？

そうです！それが当たり前の時代ではスマホが無くても何不自由なく生活することが出来たのです。

しかし、今はどうでしょう。

スマホがないと不安です。

スマホがあれば何でも出来る時代（なんでも出来るといえば多少語弊がありますが…）。言い換えればスマホがないと生きていけない時代になってしまったのです。

これが時代の変化であり、流れではないでしょうか。

「昔はな…」

なんて話をすると、

「うぜー」

と子供から一喝されてしまう時代。

アラフィフの皆さん、今宵は私と一緒に古き良き時代を振り返りましょう。

えーっと、まずはタバコから。

昔は自動販売機でタスポなど使用せず学生の身分ながら堂々とタバコが手に入りました。

マイルドセブンが200円かそこら。くわえタバコで大人の気分を味わったものです。そう言えば、ビニ本の自動販売機もありました。

ドキドキしながら、当たりを伺いながらコソコソ買った記憶が私にもあります。

ビニ本かどうかは分かりませんが、『明星』や『平凡パンチ』といった若者の妄想を膨らませる怪しい雑誌も多々ありました。

その表紙の裏には、これまた怪しい通信販売の広告。

『私はこのペンダントを購入して大金持ちになりました！』

無垢な我々は、変な兄ちゃんが万札の風呂に入り美女と戯れる豪勢な写真に心を奪われました。

次に五百円札。

私が小学校6年生の頃と記憶してますが、五百円札から五百円玉に変わった時はテレフォンカードなみに画期的に感じました。

次にポカリスエットとかゲータレードのボトル。粉末を溶かして遠足時に持参する。ゲータレードの容器は一流、ポカリスエットは二流でした。

おっと、ファミコンも、忘れてはいけませんね。

一部の富裕層の家庭に遊びに行きゲームだけやって帰りました。

ゲームで思い出しましたが、今とは違い、薄汚いゲームセンターは不良のたまり場でした。

ふ菓子を貪りながらパックマンやディグダグ、クレイジークライマーに夢中なる不良予備軍たち。

平安京エイリアンを知っているアラフィフはマニアックです。

ファッショに髪型もダサすぎました。

因みに写真は昭和62年頃のものです。

こんなの、今では見かけませんよね。

左が私ですが、上半身からツッコミを入れていきましょう。

まずは髪型からヤバすぎます…

ビーバップハイスクールなみですね。

リーゼントをバシッとキメるにはダイエースプレーは必須。

所要時間は20分。

もみあげはアイビーカットが主流でした。

しかし、このポロシャツみたいなのはなんでしょう…

白いズボンと合わせたつもりでしょうか。

シャツがズボンの中に入っているのが笑えます。

しかし当時はそれが当たり前！

革ジャンも似合ってますね。

足元を見て見ましょう。

カラーソックスに網サン…

隣いるダチが履いてる便所スリッパよりは若干マシですね。

次に女の子。

何ですか、彼女の髪型は…

ソバージュでしょうか。よく見れば聖子ちゃんカットにも見えますが…

彼女もトレーナーをジーパンの中に入れてました。ナウいです。

しかし、隣で写っている当時の私は、一体何で手を前に組んで緊張気味なのでしょうか。

今思い出すと、

「はいっ！ポーズ」

と写真を撮る時、お婆さんがこのスタイルでした。

次に皆さんは、クリームソーダ（飲み物ではありません）やペパーミント、カルコークの財布ってご存知ですか？

地方によって違いますが、私の地元では不良の必須アイテムでした。

因みに私はペパーミントの財布を愛用してましたが、今でも販売してるのでしょうか…

やはり遊びといえばパチンコの羽根モノ、お金がある時は一発台でした。しかし、昔のパチ屋の店員さんは今とは全然違い、パンチパーマやアイパーのコワモテがたくさんいました。

私もなかなかフィーバーせず、頭にきて台を叩いたら店員さんに

「兄ちゃん、ちいと事務所まで来てくれや！」

とクンロクを入れられたことがあります。

車といえば、私の若い頃はソアラや430、Ｙ30セドリック、クラウンは最高級車でした。

免許取り立てなのに無理してローンを組んでいざ購入！

毎月の支払いやガソリン代に首が回らない若者が続出しました。

それらの最高級車も今では化石です。

アラフィフ世代の皆さん。

少しは、

『あるある』

と感じてくれたでしょうか！