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Twitter APIでバスケ界と自転車界を比較する(その3)

前回前々回と、SNSを活用したマイナースポーツのマーケティングについて考えながら、Twitter APIで遊んできた。
最終回の今日はフォロワー数の多い、いわゆるインフルエンサーと呼ばれる選手のTwitterについて分析する。

尚、今回Pythonによる分析を行うにあたり、以下のブログがとても参考になった。

手順として、フォロワー数トップ3のTwitterアカウントから
・直近の200ツイートをスクレイピング
・janomeで形態素解析・名詞のみを抽出
・ゴミワードを省きながらWord Cloudでツイートの可視化
以上をPythonで行なっていった。

自転車界のTwitterフォロワー数トップ3は
インフルエンサーとしてどのようなメッセージを伝えているのだろうか。

ここではWord Cloudの結果のみ発表していく。
そして、あえて選手名は公表しない。
結果から誰かすぐにわかるだろう。

まず国内サイクルロード選手の中でフォロワー数No.1から。


Peing(質問箱)でトレーニングに関してよく質問を受け取り、それの回答ツイートが多い選手だ。筋肉やプロテインの造詣が深く、それ以外の名詞は少ない。

続いてフォロワー数第2位の選手。


静岡のチームの顔であり、時期的にオフシーズンだからかスポンサーに関するワードが多い。

続いて第3位の選手。



この選手は1ツイート当たりの文字数が少なく、どうしてもWord Cloudとしての質が下がってしまう結果になった。

Twitter APIの仕組み上、直近200ツイートで分析したためこのような結果となったのだが、それでもおおよそ各選手の特徴を捉えた結果になったといえよう。
他の選手のアカウントが登場しないことから、選手自身に関するツイートが多く、選手同士のコミュニケーション(リプライ)は少ないものと思われる。また広報活動を感じたのは静岡の選手くらいであった。


続いて、バスケ界(Bリーグ)の選手を見てみる。
フォロワー数13万人と自転車界トップのアカウントの10倍、BリーグNo.1の選手だ。


ほとんどリプライである。
選手の個性が見えてこないため、これはこれで分析しづらい結果だ。
それもそのハズ、この選手はTwitterを始めてからまだ400弱しかツイートしていない。その少ないツイートの多くがリプライとリツイートである。

ちなみによく登場している(リプライしている)選手も見てみたのだが…


No.1の選手よりも名詞を多用しているが、結果はあまり変わらず。自分以外の選手名やアカウント名がよく出現し、チームの試合情報も多い。

これらから見えてくることは、バスケ界は自転車界に比べ、Twitterを選手同士のコミュニケーションツールとして使っていると思われる。選手へのリプライやリツイートを見える化することで、ファンはチームワークの高さと選手の日常生活を感じ、選手との距離が近づいたような錯覚を受ける。ファンはますます選手のツイートが気になるため、選手から離れないようになるはずだ。

そんなに自転車界のTwitterが悪いわけでは無いのだが、選手やファンとのコミュニケーションツールとしてもっと使って良いのではないだろうか。


最後に自転車界のトップオブトップ、海外で活躍する日本人選手を見てみる。



1ツイートの文字数はたっぷりで、名詞を多用している。
広報活動としては完璧。スポンサーも大喜びであろう。


 

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