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落ち着いてしまった脳の再活性化

3か月に一度の定期健診。

毎度の血液検査に加え、今回は1年ぶりにMRI検査も行うので
検診時間より少し早めに病院へ向かった。

ところで、以前から不思議に思っていたことがある。
病院の予約時間というのは、一体いつの時間を指すのだろう。

A.「病院の入り口で診察券を提示した時」
B.「血液検査やMRI検査の窓口で問診票を提出した時」
C.「主治医の診断を受けている時」

以前まで、
A.「病院の入り口で診察券を提示した時」が予約時間となるよう
時間調整して病院へ向かっていたのだが、
時間ぴったりに診察されたためしがない。

毎回、診察室の前で待ちぼうけを食うので、今回は
C.「主治医の診断を受けている時」を試してみた。

プランB.を通り越し、いきなりプランC.である。

木曜日の午後、16時半からの予約。
病院の入り口で診察券を提示した時刻は15時。

プランA.を1時間半前倒しで済ませる気合のスタート。
午後は診察予約の患者が少ないらしく、
混んでいるのは私の受診する脳神経内科くらいであった。

血液検査が早く終わり、
MRI検査こそ少し待ってしまったが、
主治医のいる診察室の前の座席16時半に座った。

計画通りに実行できて達成感に浸りながら、
優雅に座席の背もたれに体をのけぞらせる

時間ぴったりだ。
今日はこのまま直ぐに主治医から呼び出しを受けるだろう。


と、高を括っていたのだが、
無情にも10分、20分と時が過ぎていった。

カーテンの隙間から診察室の中を覗いてみると、
そこには主治医の姿が無かった。

看護師によると、
様態が急変した入院患者を診ているとのこと。

そうか・・・。
それはやむを得ない。
今回も待ちぼうけだ。
じっくりとNetflixを観て過ごした。

最終的に診察を受けた時刻は19時。
早めに病院へ来たこともあり、
病院での滞在時間は4時間を回ってしまった。

病院の予約時間とは、一体いつの時間を指すのだろう。
疑問は残ったままである。
が、次回からプランA.に戻そう。


今回のMRI画像を主治医の説明を受けながら見た。

詳しいことはわからないが、
要するに昨年発症した時から変化が無いらしい。
多発性ラクナ梗塞の兆候も見られず。


MRI検査中、浅い呼吸をして
頭を極力動かさないようにしていたため
我ながら、非常に映りが良い画像になったと思う。

あまりに綺麗な映りなので、
主治医に画像データを頂けないか相談してみたが、
診察室のPCからデータ出力できないらしい。

さらに病院内の手続きや現像室(?)という場所で受け取るなど色々と面倒のようで、今日もスマホで画面撮影をして終わった。
(医学会への論文も同様の手法で行われているという…それでいいのか?)

「この一年で何か体調に変化はなかったか?」と聞かれ、
「記憶力の低下や近くの物が見えづらい」と答えたところ、
どちらも脳梗塞の後遺症ではなく、
年齢によるものだと診断された。

いわゆる「老化」ってやつだ。

自分の努力で進行を遅らせるしかない。

とはいえ、脳梗塞が発症した直後は、
脳の再活性化によって頭が冴えていた。

実際に記憶力や頭の回転が若返ったように感じたのだ。

麻痺していた左半身の運動機能の障害は、
今では若干の神経痛が残る程度。
機能改善に努めるようなリハビリ運動もしていない。

脳の再活性化は落ち着いてしまったということなのだろう。

何か新しいことを始めてみようかな。

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