以下、M-1を見ながら半分メモみたいな感じになってしまったけれど・・・どうぞ。
未来志向の環境にやさしい地域づくり事業とは、
「地域の活性化」と「地球温暖化対策」が両立したモデル的な取り組みを生み出すことを目的に2016年に誕生した事業。
異なる地域資源をもつ2つの地域「足利」と「大田原」で試験的に、行政と民間事業者の共同により推進がスタート。
3年間という限定した期間での事業活動で、今年いっぱいで終了し、その取り組んだ内容をもとに、今後は県内に普及していくそうだ。
そのモデル的な取り組みは、両地域とも低炭素型移動手段である「自転車」で実施され、このシンポジウムでは「自転車」をメインテーマにして、足利市と大田原市の車座会議の取組事例発表と、那須ブラーゼンと矢板自転車大使の高坂美歩さんを迎えたトークショー、それからキーマンによるパネルディスカッションの三部構成で開催されました。
足利市は「素通り禁止♡、足利市」をキャッチコピーに、自転車は車では素通りしてしまう新たな風景やお立ち寄りスポットを発見でき、地域の魅力アップにつながったという話。
大田原市は「エコポタリング」をテーマに、散在した地域資源をポタリングで繋げる活動で、地域や官民連携の取り組みが出来たという話。
両市とも、観光客だけでなく住む人も一緒に楽しめたそうです。
トークショーは那須ブラーゼンから若杉社長、岩井GM、下島選手、矢板自転車大使として高坂美歩さんの4人で、「自転車で楽しくECOにステキな地域をつくろう!」をサイクリスト視点で話されました。
那須ブラーゼン若杉社長
「自転車は体を使った移動手段としては最高な乗り物。自転車を活用し、地域の中で商品づくりしていきたい。自転車に乗る環境があっても、事業化出来なければもったいない。サイクルコンシェルジュとして、おもてなしできるモデル、地域づくりを目指したい」
高坂美歩さん
「自転車は絶景を発見できる、とくに秋のサイクリングが最高。」
下島選手
「選手として環境に恵まれていると思う。御亭山はトレーニングにもってこい。エコポタにも参加したが、エイドも素晴らしかった」
岩井GM
「まずアスパラ!!エコポタで食べたアスパラ!体を動かしたあとのアスパラは最高だった。栃木はサイクルラックが設置してくださる店舗が多く、大田原だけで150店以上だという。イベントだけでなく、いつでもサイクリストに来て欲しいという気持ちが伝わって嬉しい」
岩井GMのアスパラ推しスゴイ。
最後にパネルディスカッション。
「低炭素型の移動手段をCOOL CHOICE!~地域単位での取組を推進するために~」をテーマに、パネリストは那須ブラーゼン若杉社長、ポタリングとちぎの酒井さん、宇都宮大学の西須特任教授、武藤さん、栃木県環境森林部の小平さんで行われました。
ディスカッションをまとめると、宇都宮サイクルピクニックや那須高原ロングライドなど、大規模で大人数なサイクルイベントは長距離がメインになるが、ポタリングはそれらに比べて短距離で子供も楽しめる為、ロードバイクでなくても気軽に参加して自転車乗りの層を広げることが十分できる。地域としては、魅力あるスポットが散在していても、自転車という移動手段なら移動そのものが楽しいし、季節やイベント問わず、常時訪ねてきてくれるようなものになる。イベントは小規模ながら1年に何度でも行えるため、地域の活性化にもつながるという。
今回は地域を元気にする活動の導入事業として税金を使ったが、今後は協賛する事業者を集め、「旅行商品」として民営化に取り組み、外国人向けのインバウンドなものにしていくようだ。
地域活性化戦略 | |
小長谷 一之,五嶋 俊彦,本松 豊太,福山 直寿 | |
晃洋書房 |
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