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新型コロナ禍で自転車は売れているのか

新型コロナ禍で公共交通機関の利用者が減り
代替として自転車で移動する人が増えたため
自転車の販売台数が世界的に増加した

先日、そういうニュースを目にした。




ところが自転車部品メーカーのシマノが第一四半期決算短期を発表した内容は異なる。(以下PDF参照


自転車部品シェアNo.1のシマノの2020年1月1日から3月31日までの決算を見れば、実際に新型コロナ禍で自転車が売れているのかがわかる。

決算結果はこうだ。




売上高は去年よりマイナス12.3%
シマノにしてみれば自転車は売れていない。
ちなみに
経常利益がプラスなのは為替の影響で
それにしても為替変動ですごい黒字化だ。

シマノは自転車部品と釣具用品の2つのセグメントをもつので、自転車部品の定性的情報を見てみる。




新型コロナの影響で店頭在庫は高い水準、つまり在庫を抱える自転車屋が多く、
店から工場へのオーダーが減り、
生産そのものが縮小したということだ。

なぜニュースの記事と実際の販売に乖離があるのだろう…。

これは私の憶測だが、
欧州や米国等のロックダウンしている国と
移動の規制や自粛に留めている国の違いと思われる

ロックダウンしている国では
生活に必要な外出のみに制限されているため
自転車すらNGなので自転車が売れない。

ロックダウンしている国のほうが多いのだろう。

自転車が売れている日本国は、
緊急事態宣言を解除出来るのだろうか。


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