日常生活活動における動作能力の向上を目標にリハビリテーションを集中的に行う病院だ。
1年365日(今年は366日)休みなく
法律で定められた1日3時間を上限に
リハビリを実施している。
前日の夜に食堂のモニターへ
翌日のタイムスケジュールが表示される。
20分刻みのタイムスケジュールに
大きく以下の3つに分類されたリハビリの内容
理学療法士(PT :physical therapy)
作業療法士(OT :occupaitional therapy)
言語療法士(ST :speech therapy)
それぞれの略称で表される。
以前入院していた急性期病院は治療優先の為、
リハビリ時間が事前に知らされなかった。
私はほぼ寝たきりであったものの1日の予定が立てられないため、ボーッとスマホを弄るかリハビリの自主トレをして時間を過ごすしかなく、非常に時間の流れが遅く感じたものだ。
こうしてリハビリのスケジュールが事前に分かると空いた時間で何ができるか考えられ、自分の予定が立てられる。
今日は10時までブログを書こう
15時からの空き時間で早めに入浴しよう
スケジューリングによって
生活の質が向上したことを実感している。
この病院に転院して丸一日。
昭和に開院した歴史ある病院らしく
なにかと紙の書類にサインして旧態依然でとても面倒だが、スタッフは優しく丁寧だ
人が良いと居心地が良い
病棟の雰囲気も
一般的な病院と保養所を足して二で割ったような
静かでゆっくりとした時間が流れている。
せかせかと慌ただしく走り回るスタッフはいない
就寝中もナースコールが鳴り続けることもない
深夜に隣人のオムツ替えで起こされることもない
リラックスしてリハビリに集中出来て有り難い
とても居心地が良い(2回目)
ただどうしようもないことだが、見る限り入院患者全員が高齢者で、私は少し浮いた存在になっている。
こんな中年を若者扱いされる
他の高齢者から
「あなたはどうしてこの病院にいるの?」
と言ってるような熱い視線を向けてくる。
いやぁこの年で脳梗塞になってしまいまして…。
毎回会う人にそう言うのも面倒だし恥ずかしい
だから私はなるべく目を合わさないようにする。