クリス・フルームはケニア出身のイギリス国籍の選手だ。これまでにツール・ド・フランスのマイヨ・ジョーヌ(総合優勝)を4回獲得している。2019年にツール前哨戦ともいわれるクリテリウム・ドゥ・ドーフィネで大落車し、その後、懸命なリハビリで復活。今年、チームイネオスからイスラエル・スタートアップネーションへ移籍。
新チームは契約内容に自由度があるのか、
個人のYouTubeチャンネルを開設し、今日で開設から約1ヶ月が経過した。
私が知ったのはフルーム本人がTwitterで告知した1月11日だった。
Quick chat on what lies ahead with @TeamIsraelSUN 🎥👉 https://t.co/g108NE4TyI pic.twitter.com/6ynRAU46gA
— Chris Froome (@chrisfroome) January 10, 2021
アクセスした時点での登録者数はたったの550人。
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動画は1つのみ。
それも新チームへ移籍し、その意気込みを語るという
コンテンツとしては非常に弱いものだった。
そして、2つ目の動画をUPしたのが2月8日。
I’ve been asked this question a lot over the last couple of weeks, what do I think about my new bike (oh, and disc brakes 🤭) 😁🎥 https://t.co/QVa4FGrQxo @YouTube #reviews @FactorBikes
— Chris Froome (@chrisfroome) February 8, 2021
新チームで提供されるバイク『FACTOR OSTRO VAM』について、個人の感想を述べている動画。だが、隠し事をしない性格なのか、バイクについてメリット・デメリットを正直に語っている。中でもディスクブレーキについて、トッププロ選手ならではのデメリットを上げるのだ。これまでの慣例では、スポンサーのデメリットを話すのはタブーとされている。ましてやディスクブレーキは、今後のロードバイクのスタンダードと言われているのに…。
これが非常にバズった。
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チャンネル登録者数が2万人に届きそうな勢い。
グラフで変化を見てみると、以下のようになる。
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いきなり跳ね上がったのだ。
跳ね上がりすぎてグラフではよくわからないため、数字の変化を追ってみると
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(私が定期的にアクセスしていたのがバレバレである)
再生回数は20万回を越えた。
たった2つの動画でYouTuberになったのだ。
フルームは今後も月1回動画をUPするのだろうか。
非常に楽しみである。