Entre ciel et terre

意訳して「宙ぶらりん」。最近、暇があるときに過去log整理をはじめています。令和ver. に手直し中。

『新・もういちど読む山川世界史』を読む(その4)

2017年10月14日 | 世界史あれこれ





p.82 康熙帝のコラム

 ネルチンスク条約の交渉にイエズス会宣教師もあたり、条約には漢文・ロシア文・ラテン文が記されていた
 という記述を読んで、なんか意外性を感じました。当事者同士が使っている言葉だから、というのはあるでしょうが、
 ラテン文字という響きがなんか「新鮮」でした。

 あと、「文字の獄」の後追い知識人処罰が、なかなかすごかったこともこれで知る。中国の話は、いろいろと細かいのが残っているので、いつも新鮮に情報収集できる。
 ここで例に上がったのは、荘廷鑨の事件と戴名世の事件



p.104 ヨーロッパ世界の形成:こういう風に書いていてくれると、説明もしやすい。

 5世紀に西ローマ帝国が滅亡してからのち、15世紀までの約10世紀間のヨーロッパ史は、ふつう中世と呼ばれる。これは古典古代と近世・近代の中間期という意味である。



p.112 ユスティニアヌス帝のコラム

 低い身分出自であったユスティニアヌスは、彼の周囲でも将軍ベリサリオスをはじめ、低い生まれの者を重用した。皇后テオドラも元は踊り子であったが、法律をまげて結婚し、皇后となって以降は皇帝をよく補佐した。

 こういう立身出世?的な話は、どこか興味を惹かれます。笑
 いまでは、ニカの乱もそこそこ有名になってきた感がありますね。
 モザイク壁画で有名な、サン・ヴィターレ聖堂も、もはや有名になった感あります。



 (続く)


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