千葉紅葉便り━鋸山 其之弐━からの続き
ここからは、山を下っていくので普通の寺を巡る順序とは逆になります。
日本寺
今から約1300年前、聖武天皇の勅詔と、光明天皇のお言葉を受けて、725(神亀2)年6月8日高僧行基菩薩によって開かれた関東最古の勅願所です。正しくは、乾坤山日本寺と称しています。
初めは法相宗に属し、次いで天台、真言宗を経て徳川三代将軍家光の治世の時に曹洞禅宗となって今日に至ります。
本尊の薬師瑠璃光如来は日本三薬師の随一として、尊敬を集め、江戸時代の最盛期には実に300万人講の名をもって東海千五百羅漢の大工事が行われました。
かつては、七堂、十二院、百坊を完備した古道場ですが、1939年(昭和14)年の登山者の失火により仏像と堂宇を全て焼失しています。
西国観音
通天関
または、二天門とも呼ばれています。
大仏
1969年(昭和44)に再現された日本一の大仏です。
原型は1783年(天明3)に名工大野甚五郎英令を棟梁として門弟27名とともに3年の歳月を費やして、完成させたものです。
大黒堂
2005(平成17)年12月再建。
薬師本殿医王殿
2007(平成19)年10月再建。
様式は鎌倉時代の禅宗様式。
焼失前の仏殿は、源頼朝による医王殿の扁額が掲げられていた。
仁王門
日本寺御朱印。
山を降りてきて、海沿いから眺める鋸山。
この後、歩いては浜金谷駅に戻るのは、大変なので、保田駅に向かって帰途に着きました。
千葉紅葉便り━鋸山 おわり━
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