tokyo.sora

坂、建物、映画を中心に書いていくブログです。

また街の猫がいなくなっていた。

2017-02-07 13:10:30 | 独り言

一昨日のこと。
久々に代々木界隈を歩いていて、ふと金魚カフェに行きたくて行ったところ、なくなっていて、新しいお店に変わっていました。
なくなってしまったのは、ちょっとショックでした。
それと同時に、東京カフェマニア主催川口葉子さんの言葉を思い出しました。

カフェは街の猫のようなもの。
ある日急に思いがけない路地に現れて、散策者を誘います。
愛嬌たっぷりの猫。つれない猫。気持ちの通いあう猫。身繕いに余念のない猫。
誘われるままに腰をおろして、猫と一緒に街を眺めると、
歩行するだけでは見えない風景が見えてきます。

けれども、猫はいつか必ずふっと姿を消してしまいます。
私たちは彼らが消えたことを知らないまま生活を続けていきます。
別れたことに気づかずに、永遠に別れてしまったものたち。

そんなことを思い出したら、ラクダホテルの入る勇気のことやみちくさの明るく元気な女の子の二人組のことを思い出しました。
そして、また金魚カフェのこともふと思い出すことでしょう。

 

 

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モダニズム建築について

2015-01-07 11:06:40 | 独り言
Casa BRUTUS1月号は、ニッポンのモダニズム建築を救え

ホテルオークラが今年の9月に本館の取り壊しを決定したことを受け、日本をモダニズム建築の危機について考える特集になっています。



外電でも、ホテルオークラの取り壊しを惜しむことが報道されています。
東京のタイムカプセル、ホテルオークラの取り壊しを惜しむ(CNNより)

一昨年のオリンピック開催が決定した時から、こういうことは起こるのはわかりきっていたけど、でも、こうやって現実を目の当たりにするとなんだかなあと思います。
寺社仏閣など歴史が古いものは、保存の対象になるけど、たかが60年位しか経っていない、モダニズム建築はなかなかなりにくい。モダニズム建築で、重文の指定を受けたものは、たった4件。
一度壊してしたものは、二度と取り戻すことができなくなる。このことを肝に銘じてほしい。
古くなったものは、壊して新しく作る。もうそろそろ、こういう発想を変えるべきだと思います。
そして、もっと広くモダニズム建築の価値を知って欲しいなあと思う、今日この頃です。


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