tokyo.sora

坂、建物、映画を中心に書いていくブログです。

『夜行』

2017-11-03 20:04:30 | BOOK

『夜行』 森見登美彦/小学館
あらすじは、
 私たち六人は、京都で学生時代を過ごした仲間だった。十年前、鞍馬の火祭りを訪れた私たちの前から、長谷川さんは突然姿を消した。十年ぶりに鞍馬に集まったのは、おそらく皆、もう一度彼女に会いたかったからだ。夜が更けるなか、それぞれが旅先で出会った不思議な体験を語り出す。私たちは全員、岸田道生という画家が描いた「夜行」という絵と出会っていた。

五編からなる物語。
今まで読んだ森見さんのテイストとは、全く違うホラーな作品になっています。
曙光の世界か、夜行の世界が本物か。
ゾワゾワした怖さがする作品です。

 

 

 

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『聖なる怠け者の冒険』

2017-07-07 14:14:03 | BOOK

『聖なる怠け者の冒険』  森見登美彦/朝日新聞出版
あらすじは、
社会人2年目の小和田くんは、仕事が終われば独身寮で缶ビールを飲みながら夜更かしをすることが唯一の趣味。
そんな彼の前にぽんぽこ仮面なる人物が現れる。
宵山で賑やかな京都を舞台に果てしなく、短いようで長い冒険が始まる。

森見さんの作品としては、恋愛要素があまりない作品です。
主人公が怠け者であまり冒険しないというか、かなりの部分を寝ているかなり変わったお話です。
他の森見作品と少しだけ繋がりがるようなないような、そんな作品です。

 

 

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『池袋ウエストゲートパークⅫ 西一番街ブラックバイト』

2017-04-19 21:44:32 | BOOK

西池第二スクールギャラリー
ユーチューバー@芸術劇場
立教通り整形シンジゲート
西一番街ブラックバイト
以上4編

今回は、キングタカシが活躍する回が多かったかな。
見所は、最後の西一番街ブラックバイトの回で腐ファイとの決着。ここ何年かで一番危なかったと言っていたキングタカシ、緊張感が伝わってきました。
今回は、サル・吉岡の出番は全くなかったのは寂しいですね。
今秋にも、IWGPXIIIが出る予定だそうです。
今年は、IWGPが単行本化して20周年です。
何かある予感がしないでもないです。
何かあるかなあ〜。

 

 

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『ロゴスの市』

2017-03-09 09:33:05 | BOOK

『ロゴスの市』 乙川優三郎/徳間書店

あらすじは、
20歳で出会った1980年から30年余りのその後の宿命的な歳月を送る男女の物語。
昭和55年、成川弘之は大学の学内サークル「ペンクラブ」で戒能悠子と出会う。戒能がその当時バイトをしていた翻訳を手伝うことにより、編集者の原田と出会い、翻訳家になるという夢を朧げに夢みるようになる。成川、戒能は英語というつながりにより男女としての仲も深めていった。御宿で行われた「ペンクラブ」の夏合宿は2人に、特に戒能にとって忘れえない思い出となる。卒業後、成川は大学の恩師正木教授の助手をしながら、翻訳活動を、戒能は渡米する。

ただいま、積読中なので、島清恋愛文学賞受賞前に買った本です。
単なるラブストーリーでなく、そこに翻訳者と通訳とエッセンスを加えたことで、そのまま生き方に反映されているところが面白い。
それと、翻訳と通訳と似ているようだけど、だいぶ違うということを思い知らせれました。

 

 

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『YKK秘録』

2016-12-08 13:00:50 | BOOK

『YKK秘録』 山崎拓/講談社
あらすじは、
山崎拓自身の記録を基に、1972年の初当選から2003年で落選するまでを回想している。
首相でいうと第1次田中角栄内閣から第2次小泉純一郎内閣までを綴っている。

基本的に政治家が書いている物は読まないのだが、この本の存在を知ったのは、かつて政界のプリンスと呼ばれた加藤紘一が亡くなった直後のことだったので、YKKと言われて活躍していた時代に急に興味が湧いた。加藤さんといえば、加藤の乱が印象的で、その時に谷垣さんが「あんたが大将なんだから」というフレーズも、耳に残っている。
加藤の乱以降、政治家としては不遇のまま引退してしまった。どうしてあんなことになってしまったのか、もう一方の当事者である著者が主観を交えているので、なかなか読み応えのある本になっている。

 

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