一方、金言寺では数年の後、はたして庭先に投げ捨てられていた銀杏の木の
朽ちた碁盤、然も、其れの中央から発芽して次第に成長し遂には、枝葉天を覆
うに至ったので後世此の樹を貞心尼銀杏権現と称へ、玉垣を結び祭っている。
何時の頃からか誰云うとなく人畜共にお産に最も験多しと云うので、遠く伯
耆地方から辻講を設けて参拝し、境内は非常に賑わひ続けていた。
つづく
一方、金言寺では数年の後、はたして庭先に投げ捨てられていた銀杏の木の
朽ちた碁盤、然も、其れの中央から発芽して次第に成長し遂には、枝葉天を覆
うに至ったので後世此の樹を貞心尼銀杏権現と称へ、玉垣を結び祭っている。
何時の頃からか誰云うとなく人畜共にお産に最も験多しと云うので、遠く伯
耆地方から辻講を設けて参拝し、境内は非常に賑わひ続けていた。
つづく
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