日本人の平均寿命がまた伸びました。
でもお年寄りの方の環境はますます悪くなります。
私の父は88歳で、母が78歳です。
その父が2-3年前から認知症の症状が酷くなってきました。
2-3年前に泌尿器関連の手術で全身麻酔をうって集中治療室に入ってから酷くなり、今年になって母のことがときどき誰だか判らなくなったりして大変な状態でした。
私たち夫婦は実家にはいないで、同居しているのは妹でしたが、彼女は正社員として企業で働いているため、母による父の老老介護となっていました。
その母がこの春に以前から具合の悪かった圧迫骨折で歩くのも大変になりました。
それ以前から、父はデイサービスを週4回、ショートステイを月一回の割でしていましたが、仕方なくショートステイを一ヶ月ほど綱渡りで続けました。
ショートステイというのは介護施設に3-5日程度泊まりでお世話になるのですが、基本的には1ヶ月前ぐらいから申し込まなければなりません。でも、母が家事などもまったく出来なくなって担当のケアマージャーさんの支援もあり、無理を言ってショートステイを1ヶ月間繋いでもらいました。
しかしもう限界ということで、特養(特別養護老人ホーム)に申し込もうとしたのですが、これが定員の5倍から10倍待ちがほとんど、しかも父は介護度2(認知症は寝たきりでないので介護度は低い)なので入れる可能性はゼロ。5なら順番を越えてすぐに入居可能かもしれませんが、4でもなかなか難しいそうです。
ケアマネさんから聞いた話では、車椅子で病人を介護しているのに、それでも入れない人がいるとのことです。
ということで、認知症も入居可能な有料老人ホームに7月から入居してもらいました。
はじめの入居金が320万円で毎月約25万円掛かるのです。毎月の費用は介護保険を使ったあとの差額です。
老後のことって大変だと思っていましたが、自分達に降りかかってくると、このまま行ったら世の中どうなるのだろうかと思います。私のところは弟と妹がいましたから、皆、会社を休んだり、色々な手配とか手分けしてしました。
私もその間、母の背中のことで何度も会社を休んで病院に連れて行ったりしました。
両親は、父が公務員だったので年金も結構出ますし、退職金もまだ残っていて入居金はそこから出しました。
介護費用等は兄弟で何とかしようと言ったのですが、母は
「お父さんの貯金があるからそこから出して、なくなったら面倒見てよ」
と言うのでそうすることにしました。
(こういうところは、母は昔から偉いのです。子供に甘えないのです。私の妹も自分には厳しいです。昔、妹が学生のころ、電車の中ではよっぽど空いていないと絶対に座らなかったのです。理由は「学割で運賃が半額にしてもらっているのに座ったら申し訳ない」でした。それに比べて最近のガキは・・ おっとと、品がないですね。。。)
でも、これからの時代は若い人も老人も少子化や格差社会で収入も少なくなって、大変です。格差社会といっても一部のお金持ちが潤うだけで、多くの人は貧乏になります。
少子化は、介護する子供たちを大変にします。一人っ子が両親の面倒を見るケース、子供の居ない老々介護は既に出てきています。
どうしてこんな世の中に成ってしまったのか。
1階が火事なのに気がつかないて2階で、バラエティ番組見ていた人たちが、これから人ごとでなく慌てだすケースが出るでしょう。
まぁ、落ち込んでもしょうがないので前向きに生きようと思いますが、何とか人々に気づいてもらって世の中を良い方向に向わせたいと思います。
次回は、このブログでマイクロサージャリーへのアクセスが多かったので、骨粗しょう症から来ている「圧迫骨折」の母での経験を少し書いてみます。いま、これで悩んでいる人が多いのです。
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