だいぶ前のことですが、冬の日の寒い夜のことでした。
私が歩道を歩いていたら斜め後ろでドスンという鈍い音がしました。
振り返ると反対側の車道にトラックが止まっていて、その横で人が倒れていました。
なにかトラックの上で作業をしていた人が、トラックから落ちたようでした。
私はすぐに道を渡ってその場に行きました。
するとその倒れている男性の頭から血が流れていたのです。
仰向けに倒れていた彼は目をあけていて意識はあるようでしたが、言葉を発することが難しいようでした。
すぐに通りすがりの見知らぬ人が一人やってきて「救急車を呼びましょうか」と声を掛けてくれました。
私は「お願いします」と言い、その人はどこかに救急車を呼びにいきました（まだ携帯などない頃のこと）。
残った私は道に倒れている彼を心配そうに覗き込みましたが、何か「とても寒い」という気がしてきました。
寒い日の夜であったこととは別に、「寒い」というエネルギーが彼の中から伝わってきたような感じがしました。
私は自分が着ていたコートを脱ぎ、横たわっている彼の上に掛けました。
その後、彼が車に轢かれないように交通整理をしていると、間もなく救急車がやってきて病院に運ばれました。
しばらくしてからこの話を、宇宙の法則をよく理解している私の友人に話すと、彼はこう言いました。
「人の意識が進化して愛が深まり意識を共有できるようになってくると、人の想いが伝わってくるようになる」と。
そのときはピンと来なかったのですが、後々にこの言葉の意味が良く分るようになりました。
別に私の意識が進化していると言いたくてこの話を例えているのではなく、この程度のことは多くの人が実際に感じていることなのですが、人の悲しみや喜び、そして苦しみが自分のこととして伝わってくると、人は人を大切に思うようになります。
家族、恋人、友人、同僚・・・ 自分にとって大切な人、波動を共有できる人とは意識はつながりやすいものです。
特に集合意識を強く共有している家族はそれが特出してますし、同じ民族の場合には遺伝子を共有しているので、想いは伝わりやすくなるものです。
もしも地球人類が自分と他人の意識が一体であると感じることができるのならば、けっして人を悲しませるような言動は行わなくなるでしょう。
本当は人間だけではなくて動物に対しても同じだと思います。
たとえば、私たちは平気で動物の肉を食べていますが、自分が飼っている犬や猫を殺して、その肉を食べようなどと考える人はほとんどいないはずです。
程度こそあれ、ある意味、苦楽を共にして意識の共有をしていることを肌で感じ、愛でつながっているからです。
しかし自分の知らない動物、縁のない動物は平気で口にしてしまいます。
別に肉食している人を非難しているのではありませんよ。
単なるたとえ話として客観視してください。
私だってまったく肉を食べないわけではありません。
昨日の夜も歓送会で鶏肉やえびを少々いただきましたし・・・。
ただ現実は自分から離れて知っておいたほうが良いということです。
私たちが「ひどいことをする」と人を非難するとき、自分と自他一体にまで意識を広げられる人、すなわち自分の愛する人が辛い想いをしているから辛いと感じ取れるのであって、自他一体までに意識を広げられない人や生物に対しては、みんな平気で酷いことをしているのです。
ただ、確信犯となっていないだけのことです。
先ず自分、そして自分の家族、恋人～友人～同僚～同郷の人～自民族～人類～ペット～他の動物・・・
愛は薄まるほどに自他を別け、愛は深まるほどに意識の垣根は取り除かれ、意識の統合が進んでいきます。
意識の統合が遠くなるほどに思いを遣る「思い遣り」は薄れ、意識の一体化、意識の統合は断裁されています。
しかし意識が統合できない生命が意識を統合しようとしても簡単にできるものではなく、それ故に私たちは何億年という輪廻転生の修行の旅に出ています。
この同じ地球に生をいただいている人間とて、その意識の進化段階は様々で、もうすぐに訪れる新しい地球（ユートピア）に行くことを前提にして地球に生まれてきているかもしれないし、単にまだまだ修行の段階で、ユートピアにはとても行けないと知りつつ、長い学びの過程の中で、数ある場のひとつとして単にこの星を選んでいるだけかも知れません。
後者の人たちは、まずこのブログに書いてあるような内容には目もくれませんし、言葉でいろいろと説いても、まだまだ、なかなか真理を受け入れることはできません。
また、現代の政治家、教師、会社経営者など・・・ 地位高き人の多くが、人間の価値を取り違えていること、愛の本質を知ることができないことも、理解が遅れていることの原因となっています。
愛が深いということは頭が良いということとはまったく別です。
私たちは「愛とは何か」ということを、これまでの愛なき転生輪廻の気の遠くなるような経験から、自分の内を通して感じ、思考する過程で論理的な理解をすることは可能となります。これは人間だけの特権で、単なる経験だけでなく愛の知的理解をして、その愛を前向きに意識して実行することによって、意識の進化を飛躍的に加速することができるのです。
だかこそ今は、愛を意識し、愛を実践する方向性を意識し、その上で神とつながって無意識に愛を行動で示すことが大切となっているのだと思うのです。
ここ数日の内にやって来たメッセージは、愛の根源を理解する大きなヒントになるものだと思います。
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しかし愛に生きようとなさっている方は自然と無意識でその価値を認めています。
一般的にお金持ちや成功者より庶民の方が理解してもらえやすいです。
それでも社会のシガラミや一般常識が邪魔をしているのも事実です。
実感として新しい地球（ユートピア）の為の大きな変化が愛についての価値を高める後押しになると思っています。
只、多くの災害や艱難はあるでしょう。
自然な移行が望ましいことなのか最近感じています。
闇の話と通じますが、苦しみがないと人は学べませんから。
復活されたようで、とてもうれしいです。
ここ数日のぶろぐ読ませて戴きました。
地球人の場合、意識の拡がりは、ほとんどの場合苦痛を伴いますね。
それがつらくて、意識の変化をやりそこなったり、苦痛に埋もれ、変化の時機を恐怖と思い込み、逃れようとしてきたわたしたちです。
でも現在は、意識の拡がりを求め、行動している人も増えてきたことを感じます。
宇宙からのメッセージもそうですし、とびらさんのように地球の人自らが、それをキャッチし、発信している。
そこに喜びを感じます。
そして、新しくできてくる新しい地球（ユートピア）に向けての社会現象を、大切に育んでいきたと思います。
「新しく生まれ出る社会」を実感できたなら、今どちら付かずで迷っている人たちも、目覚めぬ人たちも、もっとかる～く意識の拡がりを手にできるのではないかと思えるのです。
そろそろわたしたちは、自然の摂理 宇宙の法則へと、回帰することができると、確信し始めております。
これからが、楽しみです。ワクワクします。
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考えてみると、愛って何かということを教えてくれた人もいないし・・・
また本にそれを的確に書いてあるものもないし・・・
考えようによっては、それは言ってはいけないことかもしれないし・・・
最近はそんなことを考えています。
何よりも愛の認識、理解が現代では多様化し過ぎていますからね。
そういった現実を考えると、やはり愛は人から教えてもらうことは出来ないという一面がありますね。
その中でどう愛を語っていくか・・・が、難しいところですね。
意識の広がりはほとんど苦痛を伴うけれど、
yohkoさんのようにそれをワクワクする思いで受け止めることができるというのは素晴らしいことですね。
みんながそんなエネルギーに前向きに日常を迎える入れることができたら素晴らしいと思います。
特にyohkoさんのように宇宙の法則を受け入れていくと、逆に抵抗や邪魔も入るので、大変なことだと思います。
＞ポチッと、ランキング入れました。
どうもありがとうございます。
おかげさまで、2日間で１６０位から68位まで上がってしまいました。
また頑張らないとね。
以前のように次から次にとは行かないと思いますが、ボチボチ更新する予定です。
何も精神世界のことだけでなく、好きな音楽や映画など、感じたことは書いて見たいと思います。
ありがとうございました。