ROSALIND凸ヤマ翁の『Wスタな日々』

みちのくの御長寿旅バンド・ロザリンドの随想録。

Round About(エフェクター話デス(^_^;))

2025-02-06 15:39:27 | 蟷螂之斧

2025年初頭。

沖縄ツアー出発前、

LaneyのIRON HEARTの導入に失敗、同時にIRON HEART使用時には

これぞと思えたJetter Gain Stage BlueがAmpをVox MV-50 Rockに戻すと音像補正用としては

全然相性がヨロシクない、ってガッカリが続きまして。(どっちも期待が大きかったのですが・・・)

 

 

 

 

沖縄ライブでは暫定的に

こうした過渡期に必ず引っ張り出して参りますCUSACK FUZZ SCRUZZを組み込んで臨んだワケですが、

当然扱い易いワケも無く。

この子をどうしても引っ張り出したいのは、この余りに愛くるしいルックスとカラーリング

が主で(音じゃないのかよ(^_^;))、何せスイッチすら無いと云う潔さで

3系統しかスイッチング出来ない現在の凸ヤマ・スイッチャー・システムでは

わざわざLOOPER SWITCHも組み込まねばならん事態に('~`;)

 

 

 

 

 

そもそも、凸ヤマが何を目論んで“音像補正用”と称して居るのか?からご説明せねばなりますまい。

 

ブーストしようとか、歪みにしようとか云う意図は全く無く、

基本の音はNEXT SOUNDさんのMSSM-07WTとVox MV-50Rockで出来上がってますので、

どんな用途を欲して居るかと申しますれば

 

 

リハ時に適正だったTONEが、本番でお客さんが入った際にHIGHを吸われてしまい、

“弾いてて自分が気持ち良い音が聞こえて来ない”場合、瞬時にそれを補正する効果・・・を求めてまして。

 

外に出ている音(お客様が会場のPAを通し聴いてらっしゃる音)はもう小屋のミキサーさん任せですし、

それは良いのですが、ステージ上でモニターから自分のギターを貰うでもない凸ヤマは

背中のキャビから聞こえてくる自分の音が『全て』ですので、此処大事なのですよ。

 

弾いてて自分の音が気持ち良くない!ってのはノリや演奏に直接響いちゃいますからね~。

 

かと言って、本番開始後にAmpやら各エフェクターのパラメーターを各所で微調整して、

TONEを詰めたり補正する暇なんか無いワケでございまして。

 

そこで大雑把に“曇っちゃったEDGEを瞬時に立ててくれる”、大昔スタジオ機材に在ったEXCITER的な

スイッチが一つ在ると、ステージ上での精神衛生上とても良いワケでございます。

 

かと言って、余りの劇的効果でリハと乖離した音になってしまっては、それこそPAさんに大迷惑。

あくまでさり気ない(ほぼステージ上の本人以外には判らない)効き幅の、隠し味的なエフェクトでなければ

ならないと云う・・・絶妙に難しいサジ加減でございまして。

 

 

実は古来、凸ヤマがステージでストラトにPeaveyのAmpだったり、レスポールにTrace ElliotのAmpだったりした

時代を通して、その目的用途に絶大な効果適性を発揮し続けていたのが

名機DOD FX-87でございまして。

 

 

 

 

 

この子はFX-87って品番はそのままに、写真の『PSYCHO ACOUSTIC PROCESSOR』とか『EDGE』とか

コロコロ名称が変わるのですが、中身と効能は同じ。

 

長年愛用の関係で凸ヤマ今でも都合3台保有して居ります次第。

 

所が浮気性の凸ヤマは(向上心、向学心が在る!と云う前向きな見方もございますが)

毎度毎度『きっとコレがイイんぢゃない?』『アレならもっとイケルのでは?』と試行錯誤しつつ、

迷走の試奏を繰り返しては結局またこのFX-87に帰って来ると云う。

 

 

んで、つい先日、東京両国SUNRIZEのライブにはその『いつもの原点回帰』に収まったボードで

行って参りまして。

リードを見失ってとんでもないミス・トーンをブチかましたり、

姐さんの歌と小節数がズレたりの大失敗を連発したものの、ステージ上での自分の音には

完璧に満足出来まして『嗚呼、やっぱり此処に帰って来るのかあ・・・』と痛感させられました。

 

 

2025年2月時点現況。

 

 

 

 

 

 

まあ、そんな落着を見ましても懲りずにまた試行錯誤と云う名の浮気を始めるんでしょうけどね(^_^;)

でも取り敢えず、凸ヤマの意図する用途でのこのDOD FX-87の使い勝手は鉄板なのでございますよ。

 

 

余談ながら、

 

これまで色々試した中では、比較的イケてて割と長期間ボードに居座ってたのが

中華製ケンタウロス・クローンの廉価なGOLDEN HORSEでしたね。

 

 

 

 

 

ブースターとしてでは無く(Gainは下げて)ごくごく薄っすら使うと音像の輪郭補正に使えると言う。

流石は伝説の銘機のバッタもの。3千円台にしたら超お値打ちな仕事してくれます。

 

 

ともあれ、

まあ当分はFX-87の長期安定政権再び、って感じですかね~?

 

でもでも、コレめっちゃ気になってるんですけど!別にトム・シュルツ全然好きじゃなかったけど!

エフェクターの使用用途や目的が多分全然違うけど!なんだか、凸ヤマの意図する方向に

“間違った使い方”出来そうな気がするんですよね~、コレ(≧∇≦)(イイ加減懲りなさい)

 

ROCKMAN X100!

 

 


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