《3/27読了 ちくま文庫 1994年刊(筑摩書房より1987年に刊行された単行本に「お江戸珍奇」三篇を加えて文庫化) 【日本のエッセイ 江戸】 すぎうら・ひなこ(1958~2005)》
未読だったんですね~、代表作なのに。
20代のころに各誌に発表された江戸の風俗などに関するエッセイをまとめたもの。
福助人形の由来みたいなトリビアや江戸の下ネタ、奇譚がおもしろかった。
奇譚というのは、例えば妖怪や人魂や変生(性別が途中で変わること)の話。
江戸の人たちが、こんなおもしろいことがあったんだってよ~って楽しんで、それをまた伝え聞いてクスッと笑うような幸せ。
随所にいかにも80年代というノリがあって懐かしいかんじもします。
文章もきゃぴきゃぴしていて熱っぽい。
巻末に21世紀に思いを馳せる短文が3つ、これは85、86年に書かれたものなんですが、今読むと「ああ、たしかにこんな雰囲気だったなあ」と、あの当時の空気がわあっと蘇ります。
21世紀かあ…。
→「隠居の日向ぼっこ」杉浦日向子
/「大江戸観光」杉浦日向子
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未読だったんですね~、代表作なのに。
20代のころに各誌に発表された江戸の風俗などに関するエッセイをまとめたもの。
福助人形の由来みたいなトリビアや江戸の下ネタ、奇譚がおもしろかった。
奇譚というのは、例えば妖怪や人魂や変生(性別が途中で変わること)の話。
江戸の人たちが、こんなおもしろいことがあったんだってよ~って楽しんで、それをまた伝え聞いてクスッと笑うような幸せ。
随所にいかにも80年代というノリがあって懐かしいかんじもします。
文章もきゃぴきゃぴしていて熱っぽい。
巻末に21世紀に思いを馳せる短文が3つ、これは85、86年に書かれたものなんですが、今読むと「ああ、たしかにこんな雰囲気だったなあ」と、あの当時の空気がわあっと蘇ります。
21世紀かあ…。
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