かつて福島に行くのが退屈だった時期があった。
東京のような刺激がない街に面白味を感じられなかったのだ。でも東京で仕事を始めて、その虚飾にまみれた生活に酷く失望して以来、東京の生活に憧れたことはない。
その後山を歩くようになって、福島に対する気持ちも少しずつ変わっていった。少しくらいは不便な生活もそれなりに楽しく、地のものを食べる楽しみも都会より多い。そして何より山が身近なものとしてある。今ではボクにとって東京よりも刺激的な街になった。
そんな街にまた来る機会を得た。吾妻山や安達太良山などの大きな山の紅葉は終わったが、市内・近郊を取り囲む低山は今が紅葉の見頃である。そんな山の一つを先日歩いてきた。
奥武蔵くらいの規模の山であるにもかかわらず、見事な紅葉を、この地では見ることができる。都心からはどうしても百名山や会津・尾瀬の山ばかりが取り上げられることが多い。しかし福島の山の真価は、地元では名山として親しまれているような低山にあるのではないだろうか。奥武蔵の山とともに福島の低山を今後とも追い続けていきたいと思う。
東京のような刺激がない街に面白味を感じられなかったのだ。でも東京で仕事を始めて、その虚飾にまみれた生活に酷く失望して以来、東京の生活に憧れたことはない。
その後山を歩くようになって、福島に対する気持ちも少しずつ変わっていった。少しくらいは不便な生活もそれなりに楽しく、地のものを食べる楽しみも都会より多い。そして何より山が身近なものとしてある。今ではボクにとって東京よりも刺激的な街になった。
そんな街にまた来る機会を得た。吾妻山や安達太良山などの大きな山の紅葉は終わったが、市内・近郊を取り囲む低山は今が紅葉の見頃である。そんな山の一つを先日歩いてきた。
奥武蔵くらいの規模の山であるにもかかわらず、見事な紅葉を、この地では見ることができる。都心からはどうしても百名山や会津・尾瀬の山ばかりが取り上げられることが多い。しかし福島の山の真価は、地元では名山として親しまれているような低山にあるのではないだろうか。奥武蔵の山とともに福島の低山を今後とも追い続けていきたいと思う。