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「東京8X10組合連合会」機関紙

8x10カメラ基礎講座6

2006年12月16日 | バイテンへの道
入れ物
道具が揃ったところで悩むのは、この大荷物をどうやって運ぶかです。
東京を撮るというからには基本的に移動は歩きと電車、バスでしょう。
移動に適した荷造りに頭を悩まされます。
田中長徳さんはカメラをハダカで持ち、肩に三脚をかけ、リュックで他の備品を担ぐという方法を推奨しています。
確かにこれが一番シンプルで、いざ撮影となると短時間にセッティングにかかれます。
私の場合、腰が悪いので出来るだけ担がない方法を考え、キャリアのついたバッグを買いました。
ロウプロのプロローラー2です。
失敗でした。
実はタチハラのカメラが入らないのです。
ちょうどノブの出っ張り分だけ寸法が足りませんでした。
90度横にして入れると入るのですが、あまり強度的には好ましくないと思います。
そしてカットホルダーは3枚ぐらいしか入りません。
カタログでは本体横に三脚を取り付けることが出来るのですが、大型三脚だと重すぎて上手くありません。
またJRの自動改札機の通路幅は本体だけでギリギリ通過できるぐらいです。
カメラを入れた上の空間には仕切りでレンズと備品を入れるスペースはあります。
失敗でしたが、しかたないので現在は横置きカメラでホルダー3枚、三脚はたすき掛けというスタイルで出掛けます。禁じ手として別にキャリアを用意し、バッグと三脚を両方縛りつけるという手もあります。
こうすると一台ですべて持ち歩けるのですが、重量は20キロを軽く超えます。
カメラバッグ類で今のところ8x10が収納でき、移動に適したものは見つかりません。
むしろ旅行用キャリアバッグにスポンジを入れて使用する方が価格も安く、軽くて良いかも知れません。

次に考えている方法は、カメラとホルダーを一つのトートバッグに入れ、三脚は肩に、レンズはリュックかウエストバッグというものです。
L.L.ビーンのトートなら十分カメラ+ホルダーが入ります。小さなレンズなら一緒に入るかも知れません。
そうすると振り分け荷物スタイルで歩くことが出来ます。
重さはともかく、バランスは左右釣り合います。

いかに軽快に歩くことが出来るか、工夫のしどころです。
いろいろなアイデアを教えてください。



心菊斉