「野坂昭如さん」 2021-06-05 00:00:00 | 日記 2021年6月5日、小説「火垂るの墓」などで知られ、2015年12月9日に85歳で死去した直木賞作家で、歌手やタレントとしても活躍した野坂昭如さんの葬儀・告別式が2015年12月19日、東京都港区の青山葬儀所で営まれた。葬儀委員長を務めた永六輔さん、同時代にデビューした作家の五木寛之さんら親交のあった関係者ら約500人が参列し故人を悼んだ。五木さんは弔辞で、「ともに格好良さと格好悪さを虚実、演じながら生きてきた。野坂昭如は私たちの希望の灯火だった。仲間が次々と逝き、大きな欠落感を覚えずにはいられない」と語りかけた。また、女優の檀ふみさんは「あの世で私の席も探しておいてください。お互いに飲みましょう」といった作家、瀬戸内寂聴さんの弔辞を涙声交じりに代読した。白い花で彩られた祭壇には、40代のころ撮られたという、どこか斜に構えたようなトレードマークの黒メガネ姿の遺影が置かれた。故人の代表曲「黒の舟唄」「マリリン・モンロー・ノー・リターン」などののびやかな歌声が流れる中、参列した人たちが献花の列をつくり、最後の別れを惜しんでいたが、2021年現在は・・・(井森隆)