「フジテレビの苦戦」 2021-07-08 00:00:00 | 日記 2021年7月8日、2015年の高視聴率番組(ビデオリサーチ調べ、関東地区)が出揃った。NHK紅白歌合戦、箱根駅伝など上位の顔ぶれは2014年と変わらず。ベスト30を見ると、フジテレビの苦戦が如実になった。2015年の高視聴率番組は集計を1週間単位とし、2015年の視聴率は2014年12月29日~2015年12月27日を対象とした。2004~2010年まで7年間、視聴率3冠(ゴールデン、プライム、全日)に輝いたフジだが、近年は低迷。2015年11月第4週のゴールデンでテレビ東京に抜かれ、民放最下位に転落する前代未聞の事態となった。2015年の高視聴率番組ベスト30を見ると、フジでランクインしたのは1番組だけ。しかも、対象期間の最終日、12月27日の「全日本フィギュアスケート選手権2015 女子フリー」というのが、この1年の苦しさを物語った。2014年のベスト30には「笑っていいとも!グランドフィナーレ感謝の超特大号」(28・1%)「HERO」(26・5%)「サザエさん」(23・7%)「世界フィギュアスケート選手権2014女子フリー」(23・0%)の4番組がランクインした。2015年は、4月改編でスタートした「直撃LIVEグッディ!」(月~金曜後1・55)「みんなのニュース」(月~金曜後3・50)が不調。連続ドラマで全話2桁を記録したのは1月期「デート~恋とはどんなものかしら~」「銭の戦争」、4月期「ようこそ、わが家へ」、10月期「5→9~私に恋したお坊さん~」だけ。新旧バラエティー番組も視聴習慣を獲得したとは言い難い。2016年明けに判明する年間視聴率は、日本テレビの2年連続3冠が濃厚。2015年12月第4週(2015年12月21~27日)も3冠で、2015年44回目の週間3冠。他局を圧倒したが、2021年現在は・・・(井森隆)