「“妖怪”がSWに勝ったワケ」 2021-07-11 00:00:00 | 日記 2021年7月11日、「冬の映画館を爆買いだニャン!スター・ニャンちゃらには負けないニャン!」。2015年12月19日に都内で行われたアニメ映画「妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!」の初日舞台あいさつで、人気キャラクターのジバニャンが2015年12月18日に公開された正月映画大本命の「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」に“宣戦布告”。観客も報道陣もジョーク半分の意気込みと受け止め笑っていたが、それが現実となり、映画関係者の間に衝撃が広がっていた。2015年12月19、20日の週末観客動員数ランキング(興行通信社調べ)で「妖怪ウォッチ」(約97万人)が「スター・ウォーズ」(約80万人)を抑え、首位を獲得。世界中のファンが待ち焦がれた「スター・ウォーズ」の新作が各国で記録を塗り替えるロケットスタートを切る中、関係者は「ほとんどの国が興収だけでなく動員でも1位発進。日本でもそれが当然とみられていたので、まさか“妖怪”が勝つとは予想していなかった」と驚きを隠さなかった。勝因は、ファミリー層をしっかり取り込んだこと。興収78億円の大ヒットとなった昨年の劇場版第1弾に続き、ちびっ子のハートをがっちりつかみ、メダルなどの特典が付いた劇場前売り券の販売数は約102万枚で、2年連続で100万枚超えを記録。映画に登場するキャラクター「エンマ大王」のメダルを先着で入場者にプレゼントするなどレアグッズを入手したいというファン心理もあおり「子供には親が付き添うし、おじいちゃん、おばあちゃんが一緒の家族連れも多い。“スター・ウォーズ”ではあまり見られない光景」(関係者)が予想外の結果を生み出したが、2021年現在は・・・(井森隆)