忘れられた日本 上野東照宮
春いっぱい上野公園の、権現様。
人が多くて、そしてみんな楽しそう。
昔の上野公園の写真を見れば、花見客がたくさんいて、
今も昔もそんなに変わらないんだと感じて、嬉しい気持ちになります。
権現様も、喜んでいるのではないでしょうか。
忘れられた日本 上野東照宮
春いっぱい上野公園の、権現様。
人が多くて、そしてみんな楽しそう。
昔の上野公園の写真を見れば、花見客がたくさんいて、
今も昔もそんなに変わらないんだと感じて、嬉しい気持ちになります。
権現様も、喜んでいるのではないでしょうか。
忘れられた日本 麻布七不思議 祟り神を祀る
狸穴(まみあな)稲荷神社
講談「江戸名物麻布七不思議」。明治31(1898)年の本です。
狸穴 の怪物の話は、こちらの神社をモチーフにしている講談。
江戸時代は湿地帯の土地を埋め立て、開墾し、川の流れを変え、
水害をなくし、民が暮らしやすいように変えていった時期。
人が豊かになっていく一方、その犠牲になっていったと思われる
動物の御霊が起こした恐ろしい事件をモチーフとしたお話です。
悲しいお話。
怪物が花嫁を迎える花嫁行列のシーンもあり、悲しいながらも
美しく、そして怪物も人と同じように生きているのを感じます。
けれど、その怪物は人に退治され、埋められた地でひっそりと
子猫を育て上げ、その猫も化け猫となり退治される。
人は、その御霊を神として大切に祀るのです。
そうすると、御霊の魂は休まり、今度は本当の神様となっていく。
日本人の知恵だと思います。