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(フィルマンが怪人からの手紙を読み終えるとメグ・ジリーが彼女のことを心配してつぶやく。)
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MEG: (メグ)
Christine, Christine... クリスティーン、クリスティーン...
CARLOTTA:(カルロッタ、憤懣をぶちまけて)
Christine! クリスティーンめ!
ANDRÉ:(アンドレ)
Whatever next...? 今度は何ですか?
CARLOTTA:(カルロッタ)
It's all a ploy to help Christine! これって全部クリスティーンを助けるための策略よ。
FIRMIN:(フィルマン)
This is insane... 気違いじみている。
CARLOTTA:(カルロッタ、ラウルに)
I know who sent this: The Vicomte - her lover! 誰がこれを出したか知ってるわ。彼女の男、そこの子爵様よ。
RAOUL:(ラウル)
Indeed? Can you believe this? そうなのか?君は信じているのか?
ANDRÉ:(アンドレ、カルロッタに)
Signora! シニョーラ!
CARLOTTA:(カルロッタ、支配人たちに)
O traditori! 裏切者!
FIRMIN:(フィルマン、カルロッタに)
How can we do this? どうして私たちにこんなことができるでしょう?
CARLOTTA:(カルロッタ)
O mentitori! 嘘つき!
FIRMIN:(フィルマン)
Signora! シニョーラ!
ANDRÉ:(アンドレ)
You are our star! あなたは私たちのスターです。
FIMIN:(フィルマン)
And always will be! これからもずっとです!
(カルロッタは舞台上手へ小走りで向かおうとする。アンドレはあわてて彼女の前を塞ごうとする。)
ANDRÉ:(アンドレ)
Signora... シニョーラ!
FIRMIN:(フィルマン)
The man is mad! あの男(怪人のこと)は気違いです。
ANDRÉ:(アンドレ)
We don't take orders! 私たちは命令を受け入れません。
(カルロッタ、身をひるがえすと後を追うフィルマンと相対する恰好になる。フィルマン、後ずさりしながら・・・)
FIRMIN:(フィルマン)
Miss Daaé will be playing the pageboy - the silent role... ダーエさんには小姓役をやってもらいます。セリフ無しです。
(カルロッタ、立ち止まる。)
ANDRÉ/FIRMIN:(アンドレとフィルマン)
Carlotta will be playing the lead! あなたには主役をやってもらいます。
PIANGI:(ピアンジ)
You don’t deserve her! あなた方は彼女には釣り合わない。
(ピアンジ、彼女をなだめるように後ろから肩に手を置く。)
CARLOTTA:(カルロッタ)
It's useless trying to appease me! You're only saying this to please me!
私をなだめようとしても無駄よ。あなた方は私を喜ばせるために言っているだけだもの。
Signori, è vero? Non, non, non voglio udire! Lasciatemi morire !
本当に?いいえ、聞きたくないわ!死んだ方がましよ!
O padre mio ! Dio! あぁ、私の父なる神よ!
(この間ピアンジ、カルロッタの言葉に被せて、彼女と二重唱。この辺りから各自がそれぞれに語り始める。)
GIRY:(マダム・ジリー)
Who scorn his word, beware to those... 彼の言葉をさげすむ者、気を付けなさい
CARLOTTA :(カルロッタ、支配人たちに)
You have reviled me! あなた方は私をコケにしたわ。
GIRY:(マダム・ジリー)
The angel sees, the angel knows... 彼は見ている、知っている。
RAOUL:(ラウル)
Why she fleet out from my arms...? なぜ彼女は僕の腕から逃げた?
CARLOTTA:(カルロッタ)
You have rebuked me! あなた方は私を叱責したわ。
ANDRÉ/FIRMIN:(アンドレとフィルマン)
Signora, pardon us. シニョーラ、赦しててください。
CARLOTTA:(カルロッタ)
You have replaced me! あなた方は私を降ろしたわ。
ANDRÉ/FIRMIN:(アンドレとフィルマン)
Please, Signora, we beseech you... どうか、シニョーラ、伏してお願いします。
GIRY:(マダム・ジリー)
This hour shall see your darkest fears... あなた方に最も恐ろしいことが起こるわ。
MEG/RAOUL:(メグとラウル)
I must see her. 彼女に会わなければ・・・
CARLOTTA:(カルロッタ)
Abbandonata! Desiderate! O, sventurata! 私は捨てられ、あなた方のお望み通り不幸になったわ。
GIRY:(マダム・ジリー)
The angel knows, the angel hears... 彼は知っている、聞いている。
CARLOTTA:(カルロタ)
Disgraziata! Abbandonata! 不幸にされ、捨てられたわ。
ANDRÉ/FIRMIN:(アンドレとフィルマン)
Signora, sing for us! Don't be unfeeling... シニョーラ、私たちのために歌ってください。気を悪くしないで。
RAOUL/GIRY/MEG:(ラウル、マダム・ジリー、メグ)
What new surprises lie in store...? どんな脅威が待っているのだろう?
ANDRÉ/FIRMIN:(アンドレとフィルマン)
Our star...! (あなたは)私たちの星です!
CARLOTTA:(カルロッタ)
Non vo' cantar! 歌わないわ!
(アンドレとフィルマンが一息つくために机へ向かうと、カルロッタは彼らについて行き、いきなり無言でアンドレに自分の日傘を突き出す。アンドレはほっとした表情を浮かべながら受け取る。そして・・・)
ANDRÉ:(アンドレ)
Your public needs you! 皆があなたを必要としているんです!
FIRM IN:(フィルマン)
We need you, too! 私たちもあなたが必要なんです!
CARLOTTA :(カルロッタ、不安げに)
Would you not rather have your precious little ingenue? あなた方にはあの大切な小娘がいるんじゃなかったかしら。
ANDRÉ/FIRMIN:(アンドレとフィルマン)
Signora, no! The world wants you! いいえ、シニョーラ。世界はあなたを求めているんです!
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