11月の公開までまだあと2か月もあるっていうのに『レッドクリフ』のCMがバンバン流れてますよね。映画を観る前に既に「やばい!金城武に惚れちゃいそう」ってなっている私って…。予告CMでこれなのだから、本編を観たらどうなることか!
そんな映画公開を心待ちにしている中、いつも読んでいる『三国志』とは違うものを続けて読みました。三国志をネタにした作品で、映画公開まで「笑って待て!」となる2冊を、今回はピックアップします。
まずは、白井恵理子著『劉備くん'08春 桃園畑でつかまえて』。三国志の登場人物たちが、三国志のエピソードを取り入れながら時事ネタで笑わせる4コマ漫画です。Yahoo!コミックで読める『STOP!劉備くん!』をまとめたものだと思われます。
この漫画はキャラ設定がおかしくて、力抜けつつ笑ってしまいます。例えば、劉備は相当なゆるキャラだし、曹操はコンプレックスの塊だし、周瑜は恐妻家で、孔明の兄・諸葛謹は超根暗キャラ。乙女のように弱々しいキャラにされた姜維はすぐ泣くし、馬超に至ってはどんでもないレベルのアホになってます。
基本時事ネタですから、鮮度が命の漫画。来年になったらきっとあまり笑えなくなるんだろうな~と思いつつも、このキャラ設定にはずっと苦笑できそうです。
もう一冊は、衝撃作『三国志男』。表紙が、しりあがり寿のイラスト、ってところから、何かとんでもないことが起きそうな予感がします。そして予感的中。
著者のさくら剛は、引きこもり生活をしている新人作家で、引きこもってゲームの「三国無双」ばっかりしていた人のようです。ゲームから三国志を愛しはじめ、その愛が高じて、約5か月にわたって、約100か所の三国志ゆかりの地(大地震が起きる前の旅ですから、現在は状況が変わっているでしょう)を訪ねる中国への一人旅をしちゃったんです。…引きこもりなのに、よくがんばったね…。
そのときのことを綴ったのが本書なんですけど、とにかくいたるところに爆笑エピソードがあり、涙が出るほど笑えて笑えて、1冊読み終えるのに通常の5倍は時間がかかりました。
まあ『三国志』は1800年前の話ですから「ゆかりの地」と言っても、当時と様相が違うのは当たり前なのですが、そう思う気持ちをはるかに上回ってしまう、予測不能の中国の現状って! 「ンなわけないじゃん!」とか「どないやねん!」って突っ込みを、1ページにつき3回は入れて爆笑してしまうほど、あり得なさすぎました。
もし私が中国へ旅行することがあるとしたら、やはり『三国志』ゆかりの地を巡る旅行プランを立てたでしょう。この本を読む前なら! でももう決して行くことはないと思います。『三国志男』を読んだだけでお腹いっぱいなんです。私の代わりにいろんな経験をしてきてくれてありがとう、さくら剛氏!
この先、気分がド~ンと落ち込むようなことがあったら『三国志男』を読むことにします。するとたちまちゲラゲラ笑えますから。
『三国志』のことはよく知らないという人にでも、この2冊はちょっとオススメです。
そんな映画公開を心待ちにしている中、いつも読んでいる『三国志』とは違うものを続けて読みました。三国志をネタにした作品で、映画公開まで「笑って待て!」となる2冊を、今回はピックアップします。
まずは、白井恵理子著『劉備くん'08春 桃園畑でつかまえて』。三国志の登場人物たちが、三国志のエピソードを取り入れながら時事ネタで笑わせる4コマ漫画です。Yahoo!コミックで読める『STOP!劉備くん!』をまとめたものだと思われます。
この漫画はキャラ設定がおかしくて、力抜けつつ笑ってしまいます。例えば、劉備は相当なゆるキャラだし、曹操はコンプレックスの塊だし、周瑜は恐妻家で、孔明の兄・諸葛謹は超根暗キャラ。乙女のように弱々しいキャラにされた姜維はすぐ泣くし、馬超に至ってはどんでもないレベルのアホになってます。
基本時事ネタですから、鮮度が命の漫画。来年になったらきっとあまり笑えなくなるんだろうな~と思いつつも、このキャラ設定にはずっと苦笑できそうです。
もう一冊は、衝撃作『三国志男』。表紙が、しりあがり寿のイラスト、ってところから、何かとんでもないことが起きそうな予感がします。そして予感的中。
著者のさくら剛は、引きこもり生活をしている新人作家で、引きこもってゲームの「三国無双」ばっかりしていた人のようです。ゲームから三国志を愛しはじめ、その愛が高じて、約5か月にわたって、約100か所の三国志ゆかりの地(大地震が起きる前の旅ですから、現在は状況が変わっているでしょう)を訪ねる中国への一人旅をしちゃったんです。…引きこもりなのに、よくがんばったね…。
そのときのことを綴ったのが本書なんですけど、とにかくいたるところに爆笑エピソードがあり、涙が出るほど笑えて笑えて、1冊読み終えるのに通常の5倍は時間がかかりました。
まあ『三国志』は1800年前の話ですから「ゆかりの地」と言っても、当時と様相が違うのは当たり前なのですが、そう思う気持ちをはるかに上回ってしまう、予測不能の中国の現状って! 「ンなわけないじゃん!」とか「どないやねん!」って突っ込みを、1ページにつき3回は入れて爆笑してしまうほど、あり得なさすぎました。
もし私が中国へ旅行することがあるとしたら、やはり『三国志』ゆかりの地を巡る旅行プランを立てたでしょう。この本を読む前なら! でももう決して行くことはないと思います。『三国志男』を読んだだけでお腹いっぱいなんです。私の代わりにいろんな経験をしてきてくれてありがとう、さくら剛氏!
この先、気分がド~ンと落ち込むようなことがあったら『三国志男』を読むことにします。するとたちまちゲラゲラ笑えますから。
『三国志』のことはよく知らないという人にでも、この2冊はちょっとオススメです。
こっから気分を盛り上げたいかも☆
ところでとみさん、北方さんのは読んだ? どう?
北方三国志は、知人に薦められて読んだのだけど、評判どおりの面白さでしたわよ。
特に『劉備くん』ではアホにされている馬超の描かれ方がで、
『本当はこの小説の通りだったのかもしれない』と思ったほどでした。
『三国志男』は、中国の旅行ガイドみたいに読んでも面白いかも。いや、確実に「オモロ~」です